日常28 ページ30
『んんう…』
ぼんやりと目を開けると白い天井が見えた。
嗅ぎなれた薬、服の匂い、そして酸素マスク。左手には点滴が刺さっている。
ああ、またか。最近は無くなってきてたのに。
ふと、右手にサラサラしたものを感じて向くと、綺麗な金色の髪が俺の右手にのっていた。
頭を俺の右手に預けて肩が静かに上下しているところを見ると、どうやら眠っているようだ。
俺は金色の髪を優しく撫でた。
『俺はまた迷惑をかけてしまったんだな』
棗「何をだ?」
『え?!棗、起きてたの?』
棗「ああ、お前が俺の髪を撫でてる辺りから」
『……』
そんなことよりと棗が話を戻した。
棗「お前が誰に迷惑をかけたんだ?」
『……それ、は』
そんなの決まってるじゃない。君だよ。棗。
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作者からです!
まずは28話の「日常」がタイトルから抜けていたので修正しました。おかしいなと思った方申し訳ないです。
次に、☆に色がつきました!
評価、閲覧して下さり本当に有難いですm(_ _)m
更新ペースは遅めですが、待っていただければ嬉しいです。
しのみや
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作者名:しのみや | 作成日時:2020年3月14日 22時