春、来たる (ページ28)

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日常26 ページ28

次の日、俺は緊張と興奮を抑えステージに立った。

今まで練習してきたことが十分に出すことが出来、内心ほっとした。

兄や弟、そして絵麻さんも応援しに来てくれたみたいだと棗に後から聞いたときはびっくりしてしまった。

兄弟が来ることは知っていたけど、真逆の絵麻さんも来るなんて思ってもみなかったから。

演奏者に向けての外部からの花束やプレゼントの中に絵麻さんからのプレゼントが入っていた。長細い箱で中には黒いチョーカーが入っていた。

ネクタイを結ぶのが苦手な俺にはぴったりだったので今度から付けてみようと思った。

絵麻さんが家族になってから俺は1度も実家のマンションに帰っていない。

前までは週に3回程度は帰っていたのだが、それは男だけで気が楽になるから帰っていた迄だ。

だから、いくら絵麻さんが紙の上での家族になって俺の妹だとしても俺は認める気はさらさらないし、絵麻さんと会う確率が高くなる実家へわざわざ出向こうとも思わない。

コンクールは明日で終わり、結果発表がされる。

俺の目標はこのコンクールの3連覇達成。

明日で全てが決まる。
今までの努力が報われるのかは明日次第だ。

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作者からです。

いつも小説を読んでくださりありがとうございます。

コロナの影響で休校だった学校が始まりました。

なので、今までよりも更新が遅くなります。

読者の方々には本当に申し訳ないと思っています。

出来るだけ更新していきたいですが、気長にお待ちしてもらえると嬉しいです。