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一章:黒と仮面〜爆炎の支配者〜 ページ4

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シズ「ここが、フィルトウッド王国・・・。」
悪魔討伐の依頼を受けたシズは冒険者が集まっている王城に向かった。
門の前で金髪の男に歓迎され王の広間へつく。
クーガー「よぉ!シズさん!」
シズ「久しぶりね、クーガーさん。」
クーガー「今回は厄介だぜ。なにせ、腕利きが十人以上やられたらしい。」
シズ「そう・・・面倒ね・・・。」
大臣「よくぞ参った!・・・残念な知らせじゃ。我らが英雄、銀嶺の翼のお二方が亡くなられた。遺体は跡形もなく食いつくされたようじゃ。」
シズ「・・・その悪魔は名乗っているのですか?」
挙手をしたシズが尋ねる。
魔物は「名前」を持つことで進化する。
故に、名持の魔物、ネームドは通常より危険とされている。悪魔ならなおのことだ。
実力のあった冒険者を殺したというなら・・・とシズは考えたのだ。
大臣「いや、悪魔が名乗った記録はござらん。」
シズ(ネームレス、か・・・?)
なぜか違和感を覚えているシズ。
城の警備の状況も、冒険者達を敵だと思っていると感じとる。
すると危険性を察して逃げようとした冒険者が騎士団長に斬られた。
死体から湧き出たのは、レッサーデーモン。
クーガー「まずいな。パニックになってやがる。悪魔が知らずに憑依してるかもしれねーからな。シズさんも俺も例外じゃねぇ!」
シズ(これはまさか・・・・私たちを争わせて悪魔をいぶりだそうとしている・・・!?)
完璧な疑惑を持ち始めた時。
ノワール「クフフフフフフ・・・。」
大臣「貴様、何がおかしい!?」
シズ(嘘でしょ・・・今の今まで気配がなかった!)
ノワール「いえねぇ?あまりにも早く依頼が達成できそうなもので。」
嗤いながら後ろの騎士団長の方を振り向く。
ノワール「さて、騎士団長様。先ほど不審なものは容赦なく切り捨てるとおっしゃいましたが、どうします?私はあなたたちに従う機など毛頭ありませんし。―――――――――下等悪魔(レッサーデーモン)を召喚したのはあなたたちでしょう?」
騎士団長「国家の方針に逆らうつもりか!?」
ノワール「いいえ?仕事が早く進むので大賛成です。悪魔の盗伐とは言いますが、なにも、悪魔以外を殺してはならないとは言ってませんよねぇ?この国の方針も同じみたいですし。」

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アギト - 。さん» 外しました。作成時に消し忘れてました。ありがとうございます。よろしければ小説見てってくださいねー。 (2020年2月14日 18時) (レス) id: da35e89561 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻想作家 | 作成日時:2020年2月14日 16時

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