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四章:調略する者たち〜3つの選択肢〜 ページ21

王だけ解呪せず、ラーゼンとレイヒムに嘘の話をしてもらう手はず。
これは上手く行ったようだ。
だが、家臣たちの会話の途中途中にテンペストを、というかリムル様を下に見る発言があったのが一番ひやひやした。
なにせ隣にいる上司の雰囲気が一瞬剣呑とするのだ。
計画が壊れないように抑えているのが分かる。
というか抑え込んだ感情(=怒り)がこっちに流れてくるんで。
セナ『こっちが死にそう。』
ディアブロ『回路を遮断すればいいでしょう。』
セナ『そりゃそうですけど・・・。』
それでもあなたが命令するために回路繋げちゃうでしょ。
と言いたい。
回路とはなんだって?
なんだっけ?
解明者≪解。魂の回廊です。魔力・思念・感情が繋がっているほか―――――≫
詳しい説明はいいです。
と、まぁ、そういうこと。
どうやらいろいろ決まったらしい。
ハハハ、計画通りで何より。
ディアブロ「クフフフフ。ではファルムス国王を解放して差し上げましょう。」
家臣1「何者!?」
かまわず玉座に置かれた国王に近づく上司。
周囲の騎士たちが私たちを止めようと動いた。
だが、上司の目線がほんの一瞬騎士たちを向いた。そして興味もなさそうに目をそらす。
その途端、騎士たちの動きが止まった。
何も見なかったことに・・・。
とりあえず回復薬を取り出すと上司に渡した。
回復薬をかけると同時にシオンさんの呪縛を解除した。
ディアブロ「さて、エドマリス国王。我が主からの伝言があります。」
ここまで怪しく笑う男もそういないでしょう・・・。
エドマリス「ああ。聞こう。魔物の国の使者殿。」
その一言で、私たちは使者と認められた。
そしてリムル様からの書状―――――――と称した上司の要求書。
それを上司が朗々とよく通る声で読み上げた。
1、エドマリス国王が王位を辞退し、賠償金として白金貨100万枚を支払う。
2、魔国連邦(テンペスト)の属国となる。
3、1や2を選べない場合、戦争を続行する。
・・・かなりえぐい。
でもまぁ、この国の戦力はもうないし、3は無理がある。
ディアブロ「・・・というわけで、一週間後までに答えを決めておいてください。」
大臣1「待ちたまえ!一週間というのは・・・!」
ディアブロ「黙りなさい。私は気が短いんです。」
大臣2「しかし!大臣を集めて会議を開くのに時間が・・!」
そして、ブチッと切れる音がした。
ディアブロ「黙れと言っている。お前たちの問題など私には関係ない。いいですか?一週間以内に返答できない場合、戦争の意思ありと受け取りますので。」

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アギト - 。さん» 外しました。作成時に消し忘れてました。ありがとうございます。よろしければ小説見てってくださいねー。 (2020年2月14日 18時) (レス) id: da35e89561 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻想作家 | 作成日時:2020年2月14日 16時

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