JUMPに最強男子登場 (ページ34)

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32話ページ34

「毎日毎日、暗闇で1人、お腹もすいて汗でびっしょりで寂しい、悲しい、辛い

なのに、誰にも助けてもらえない

父親のあなたにすら

それに耳を傾けない親がどこにいるんですか！！！

親ってもんは自分を犠牲にしてでも子供を守り抜くもんじゃないんですか！！

前も言いましたけど、心の傷は癒せても心の傷は治せないんですよ、

ずっと傷ついたまま、恐怖心を植え付けられたこいつはずっとあなたに、すれ違う人達を怖がって生きていかないと行けないんですよ、

だから、もう、大河のことは諦めてください

もう二度と大河の目の前には現れないでください

もう二度とあなたの事で大河を泣かすことは許しません

帰ってください」

父「っ………」

父親は部屋を出ていった

最後まで何も言わなかったけど、もう、多分来ないと思う

「ふぅー大河、」

俺は大河と同じ目線になり話しかける

「大河……君はもう、1人じゃない。俺も玲も伊織もいる。

寂しくなんかない。

もう、怖がらなくていいから。な？」

そう言うと大河は目にたくさんの涙を溜めて大きく頷いた

大河「俺っ……みんなが好きっ…」

ギュッ

大河は小さい体で俺にしがみつくようにくっつく

その小さな手で必死に幸せをつかみとろうと必死だ

「大丈夫。大河なら、幸せになれる」

その小さな体で、もっと大きく成長して、もっともっと自分で幸せを掴み取るんだ大河

君はもう、泣かなくていい

今まで辛い思いをしたんだ

これからは辛い思いなんてさせない

これから大河には素晴らしい世界が待ってるよ

「俺も好きだよ大河。」