10話 鬼薔薇 ページ10
鬼薔薇との約束の喫茶店についた
「緊張する…この服おかしくないかな…」
アキト「大丈夫。可愛いよ」
よし、いざ覚悟を決めてドアを開ける
人はあまりいない
店の奥の方を見渡すと黒髪の長髪でゴシックな人が座っていた
多分あの人だ
「あ、あの…Aです、鬼薔薇様ですか？」
掛けよって声をかけるとにっこりと答えてくれた
鬼薔薇「あ、Aちゃん？僕が鬼薔薇です。どうぞ、そこ座って」
アキトと一緒に向かいに座った
鬼薔薇「その人彼氏？素敵な彼氏さんだね」
鬼薔薇はしっかりとアキトを見てそう言った
どうして？アキトの姿は見えないはず
戸惑いを隠せない
鬼薔薇「あ、違った？」
アキト「彼氏って言うか旦那だから」
ちょっと何言ってんのよアキト君
鬼薔薇「ハハハ、でもまだAちゃんは結婚できる年じゃないよ」
え！？なんで喋れてるの？
「あの、見えてるんですか？」
鬼薔薇「あぁ、もちろん。僕もノートを持っているからね」
�爛痢璽箸鮖�っている！！��
「でもあたし鬼薔薇様の死神見えてないですよ？」
鬼薔薇「基本的に人の死神を見る時はその人の持っているノートに触れなきゃいけないんだ。でも僕は違う。死神の目を持っているからね」
そう言うと鬼薔薇は左眼に付けていた眼帯を外した
血の様に真っ赤な眼
鬼薔薇「フフ、驚いちゃった？死神の眼の代償さ。死神の眼は赤いから交換すると赤くなるんだ。でも交換すれば眼帯を付けたままでもその人の寿命や名前、死神まで見える様になるんだよ」
「凄い…さすが鬼薔薇様…」
鬼薔薇「僕のノート触ってみる？」
鬼薔薇のノートは黒い表紙に赤い文字でDEATH NOTEと書かれている
触れてみると一瞬視界が歪んだ
鬼薔薇「どう？見える？」
「いえ、見えないです…」
鬼薔薇の周りを見てもそれらしい存在はいない
鬼薔薇「見えてるはずだよ？僕がね…」
そう言って鬼薔薇が綺麗な顔を近づける
「え？」
鬼薔薇「僕実は死神を殺したんだ。殺した死神の能力は僕に引き継がれる。だから僕が死神なんだ」
アキト「え…」
アキトの顔が引き攣る
鬼薔薇「あ、安心して。僕は君は殺さないよ。殺したって得られる能力は少なそうだからね」
そうアキトに向けて発した言葉は挑発的にも捉えられる
アキト「フンッ。ばーか」
大人げない
「まぁでもよかったじゃんアキト君。アキト君が殺されちゃったら悲しいよ？」
アキト「Aちゃん…！」
我ながらアキトの扱いには慣れてきたと思う
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狂姫(プロフ) - MINORIさん» コメントありがとうございます＼(^o^)／嬉しいです！(｀；ω；´) (2022年10月26日 0時) (
レス) id: 13052b3de7 (このIDを非表示/違反報告)
MINORI(プロフ) - 読んでみました!続きが気になります…!三角関係的なのがおもしろいです! (2022年10月25日 23時) (レス) @page16 id: d1ddcbe9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂姫 | 作成日時：2022年7月2日 0時
