9話 緊張 ページ9
遅刻ギリギリで教室に入ると、なんだかクラス中が騒がしい
ｸﾗｽﾒｲﾄA「あいつ死んだんだって！」
ｸﾗｽﾒｲﾄB「知ってる知ってる！」
ｸﾗｽﾒｲﾄC「やだ怖い！」
担任「静かにしなさい！」
いつも遅刻者に厳しい担任も私の事などいないように大声を張り上げている
担任「知っている人も多いでしょうが、このクラスの羽田さんと花音さんが亡くなりました」
花音が！？
花音はいつもあたしをいじめてくる坂田たちのグループのメンバーだ
最後にじっくり殺そうと思って残しておいたのに…
ふと隣にいるアキトを見るとなんだか険しそうな顔をしている
その日も授業は通常通り行われた
だが、授業の内容なんてちっとも頭に入らなかった
今日放課後8時に鬼薔薇に会えるのだ
花音の事はこの際どうでもいい
それどころじゃないのだ
放課後を告げるチャイムが鳴ると同時に私は走って家まで帰った
家に帰ると、都合良く家には誰もおらず明日帰ってきますと言う紙が置いてあった
これ以上ない好都合だ
今の時間は5時前、8時までは3時間程あるが、7時20分くらいには家を出たい
それまでに準備をしなくては
そうだ、お風呂にも入っておこう
急いで身を清め、髪をセットし、1番お気に入りの黒服に着替え、化粧をし、アクセサリーをじゃらじゃら付ける
そして、ANNA SUIの香水
よし、完璧だ
「アキト君、どう？」
アキト「可愛いよ！可愛すぎて死んじゃいそう…」
そこまで可愛いとは
鬼薔薇もそう思ってくれるかな
お気に入りの厚底のヒール付き黒エナメルの靴を履いて家を出た
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狂姫(プロフ) - MINORIさん» コメントありがとうございます＼(^o^)／嬉しいです！(｀；ω；´) (2022年10月26日 0時) (
レス) id: 13052b3de7 (このIDを非表示/違反報告)
MINORI(プロフ) - 読んでみました!続きが気になります…!三角関係的なのがおもしろいです! (2022年10月25日 23時) (レス) @page16 id: d1ddcbe9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂姫 | 作成日時：2022年7月2日 0時
