4話 書き込み ページ4
夕飯を食べてお風呂も済ませた後、アキトが待っている部屋にケーキを持って直行した
アキト「こ、これ俺の為に！？」
「うん、そーだよ？」
アキト「わーい！」
アキトは笑顔で綺麗にフォークを使いケーキをペロリと平らげた
アキト「美味しかった！ごちそーさま！」
はしゃぐアキトを余所に、あたしは誰の名前を書くかを真剣に考えていた
坂田達のグループと行きたい所だが、すぐに殺してしまうのは勿体ない
いつ自分が殺されるかわからない恐怖に怯えた末に死ねばいい
そうなると先に殺すのはクラスメイトだな
坂田達を覗くクラスメイトの中で、1番嫌いな人
木村だ
木村は以前、坂田達に命令されてあたしの事を突き飛ばした事がある
あの時できた痣は今も残っている
「うん、決めた」
死因は階段で足を踏み外して転げ落ち頭蓋骨損傷にしよう
ノートに木村良平と丁寧に名前と死因と死亡時刻を書いた
「あたし、今日はもう疲れた寝る」
アキト「ねぇ、俺もベットの中入っていいー？」
「やだ」
アキト「えー…だって寒いよ風邪引いちゃう…俺が風邪引いちゃったら看病してくれるの？」
「…やだ」
アキト「だったら入れてよぉー」
そう言ってアキトはあたしの隣に寝転んだ
アキト「俺ね、ずっと死神界からAちゃんの事見てたの。この子可愛いなぁ…って。だからノート拾ってくれたのがAちゃんで嬉しい」
アキトは聞いてもいないのに、どれだけあたしが好きかを熱弁してくる
「ほら、話は明日聞いてあげるから今日はもう寝よう？」
あたしがそう言うと、アキトは渋々ながらも「はぁぃ…」と返事をしたがすぐに「でも手握ってていい？」と交渉を持ちかけてきた
「いいよ」と言うとアキトはあたしの手をしっかりと握った
こんな風に誰かに殴られる蹴られる以外で触れられたのはいつぶりだろう
そう思うと少し涙が流れた
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狂姫(プロフ) - MINORIさん» コメントありがとうございます＼(^o^)／嬉しいです！(｀；ω；´) (2022年10月26日 0時) (
レス) id: 13052b3de7 (このIDを非表示/違反報告)
MINORI(プロフ) - 読んでみました!続きが気になります…!三角関係的なのがおもしろいです! (2022年10月25日 23時) (レス) @page16 id: d1ddcbe9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂姫 | 作成日時：2022年7月2日 0時
