変化 502話 ページ49
赤司side
続く第2Q。やはり月音がだいぶ押していた。始まって2分で月音は6点加算、異常なペースだ。
Aは俺達に手のひらを明かすように1人1人の説明をしてくれるが…
火｢ありえねぇ…そんなメンツが集まるのなんて…｣
貴｢マッハ20と人類最強軍人と元WNBA相手にしてたんだから。それに、ありえなくないわ。現にタイガ、貴方も含めて異例中の異例の天才が今ここに何人もいるのよ？｣
俺たちを指さして何故そんなことを聞くのか、とでも言いたげに首を傾げるA。
確かに、俺達がキセキの世代と呼ばれる由縁は10年に1人とか言われるメンバーが集まったから。けれども月音のメンバーは訳が違う。ほとんどがバスケ初心者、2年もしてない。
黄｢にしてもキセキのコピーをあんなに大人数でやるなんてっありっスか!!｣
貴｢アリだよ、学習の基本は模倣だからね。けど自分の形にして消化して自分の方に持ってったのはみんななの。エンド出身は1回どん底から這い上がったんだもの、学習意欲の貪欲さはたまに怖いよ。｣
エンドのＥ組、椚ヶ丘中学校の唯一の汚点としてまことしやかに囁かれていた存在。
それが彼らだったのか…
そんなことを考えていながら見ていた試合、いきなりごろっとゲームの運びを変えたりプレースタイルを変えたり、あまりにも予測不可に近い。
連合チームのメンバーはチェンジを重ねる。もう全員体力の限界が近いのだ。それに比べて月音のメンバーはノーチェンジ、汗はかき始めているが疲れた様子は見れない。それに常に好戦的な目をして、口角を上げている時もあった。
赤｢本気で遊んでる、そう言ったらAは怒るかい？｣
貴｢何で？怒らないよ、正解だもん!!私はね、誰の命も奪わない、コートの上では誰もが平等…そんなバスケが好きなの。思うように体を動かして相手を交わした時の快感、達成感。｣
誰の命も奪わない、Aが抱えているものの大きさが伺えるな…。
貴｢それに…また後で言うわ。おしゃべりが過ぎたみたい。もう試合後終わりそうだし、着替えて来なくっちゃ。じゃあみんな、次はコートの上で。｣
赤｢あぁ。手加減はなしだ。｣
貴｢…もちろん!!殺す気で行くから。｣
手を振り制服の上から羽織っていた白地に薄い青緑と黄色のラインが入ったジャージを翻して月音のメンバーの元へ戻って行った。
そしていつの間にか終わっていた試合…96-16
月音の圧勝だった。
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極・吹雪姫 - 雪花＞ミューゼス＞・・・あのねぇコントみてる気分よ (2019年5月7日 21時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 雪華さん» いえ！クズです！全世界が指をさして断言するほどクズです！ (2018年11月17日 17時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ、あの神ですか？そうですよね！異論は認m（殴 (2018年9月23日 14時) (レス) id: b92e418be9 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» はい！後々書く予定ですのでお待ちください！これからもご愛読よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» お返事遅れてすみません！更新頑張りますので引き続き応援よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年3月10日 22時
