明かされる月 468話 ページ14
カルマside
貴｢お守り？｣
無垢な笑顔で首を傾げるA。
ｶﾙﾏ｢Aが落ち着いて任務を遂行できますようにって、おまじないかけたげる。｣
首元をトントンっと軽くつつくと思い出したかのように顔を赤くするA。月音に戻ってビッチ先生が意味を教えちゃったらしい、意識してくれるなら、それはそれで可愛いからやめないけど。
貴｢…ん。いーよ？｣
ネクタイを緩めて首筋を露わにするA。
風が吹いたら消えちゃいそうだけど確かにこの場に感じる、Aの色気。
思わず生唾を飲む。俺に一切の警戒心をもたずに首筋をなんの疑いもなくさらけ出してくるAに何とも俺には言葉にできない感情が湧き溢れてくる。
貴｢カルマ…恥ずかしいから…早く…。｣
ほんの少し物思いにふけてほっておいたらこの愛おしい姿に赤みが増えてくる。
ｶﾙﾏ｢お姫様の仰せのままにっと。｣
色々な感情と共にAの首に噛み付くように唇を寄せると髪が当たったのか恥ずかしいのか、高い声で短くなく声が上から聞こえてきた。
ｶﾙﾏ｢っはぁ…できたよ。｣
貴｢うぅ…///｣
ネクタイを忙しく結び直して顔を覚ますように隠すA。その一挙一動が嫌に目について、俺は心の声が漏れてたのかもしれない。
ｶﾙﾏ｢Aは何もしてくれないの？｣
貴｢う…へ？｣
ｶﾙﾏ｢はっ…うそうそ。Aにお守りつけさせてってお願いしたのは俺なのにね。何か聞きてほしいお願いある？｣
口をついて出た言葉を濁して逆手にとってAを見る。
貴｢髪の毛、いじらせて？今ワックスは…あったあった。…だめ？｣
即答だった。
俺の髪の毛いじるのがAのお願い、なのか？
ｶﾙﾏ｢いーよ。どんなのにするの？｣
貴｢ふふんっ任せといてよ!!｣
そう言って得意げな顔で跨ってくるA。
……って、はぁ!?
貴｢ちょっ!!動かないでよ!!おねがいだってばぁ!!｣
ｶﾙﾏ｢だからってこの体制は嫌だっての!!｣
貴｢いいからいいからっと…できた!!｣
半ばテクニックを使われ半拘束状態のまま髪の毛をいじられて数十秒。
スマホで見た俺の髪型はなんというか……俺好みの大人っぽいセットだった。
貴｢うん、上出来！今日はこれでいてね？｣
そう言って食堂から軽やかに出ていくA。俺はしばらく動けずにいた。
ｱﾚﾝ｢カルマ、ここにいたのか!!って顔赤いぞ!?｣
ｶﾙﾏ｢うっさい!!/////｣
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極・吹雪姫 - 雪花＞ミューゼス＞・・・あのねぇコントみてる気分よ (2019年5月7日 21時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 雪華さん» いえ！クズです！全世界が指をさして断言するほどクズです！ (2018年11月17日 17時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ、あの神ですか？そうですよね！異論は認m（殴 (2018年9月23日 14時) (レス) id: b92e418be9 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» はい！後々書く予定ですのでお待ちください！これからもご愛読よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» お返事遅れてすみません！更新頑張りますので引き続き応援よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年3月10日 22時
