月の欠片 465話 ページ11
虹村side
話初めはこんなもんでいいんだろうか。
初めて話す事だし、どこかで後輩達が拒絶される最悪の未来を恐ているのかも知れない。
月の話、Aの任務の話、潜入調査の話。
木吉らが見てきた嘘で塗り固められた1年分の嘘を全て剥ぎ取って行く。
木｢そう…だったのか…。｣
虹｢あぁ。受け入れ難いことしかねぇと思うが、事実なんだ。｣
だんだんと、諦めに変わっていく木吉の目。
いくら鉄心とはいえショックが強かったか……？
木｢渚、堀部に茅野……1つ……聞きたいことがあるんだが、いいか？3人の本心を聞きたい。｣
軽く放心したような、いつも時の抜け方が違う声で木吉が問うた。
木｢誠凛は楽しかったか？強かったか？
誠凛は嫌いか…？｣
ｶｴﾃﾞ｢すごく楽しかったですよ…任務は任務だったけど、またAが笑顔でバスケができるようになったんだから、感謝もしてますよ。｣
茅野は…あくまで全てが演技だったと貫き通す気か。
ｲﾄﾅ｢一人一人の個性が光るいいチームだとおもう。だから木吉さん、今アンタが抜けるのは痛手すぎる。ここに来て正解だ。｣
イトナは至って冷静だな。
渚｢誠凛は、嫌いになんかなれません。1年でたくさん繋がったものがあるから。｣
渚は最後、本当に心の底から感じていたものを話した。
誰もが安心する、笑顔で。
木｢そんなことがあったんだなぁ…そうかぁ…そうだったんだなぁ…俺は言わなきゃいけないな。
＿＿＿＿どんな理由であれ、俺らの仲間であってくれて、ありがとう。それにAも、頑張ってたんだなぁ…Aのおかげて誠凛は強く慣れたのもあると思う。
だから俺はみんなを許すし、この事実も受け入れる。｣
｢｢!!!!!!!｣｣
なんで……こいつはここまで笑っていられる。
喚いてもおかしかくない、胸ぐら掴んで問いただしたいかもしれねぇのに…
しかしもうこれから先のことは決まっている。
誰が笑おうと、泣こうと喚こうと……。
No side
手術代の上に木吉はいた。
奥｢それでは、移植をはじめます。下半身だけ麻酔をするので、楽にしておいてください。｣
木｢君達もクラスメートの1人かい？｣
竹林と奥田は揃って頷く。
竹｢僕達は免許を持っていないので見学だけさせていただきます。｣
二人が淡々と作業を見ていると木吉がふと話しかけた。
木｢誠凛に来てた３人のここでの暮らしぶりを聞かせてくれないか？｣
その声は穏やかでこの数日で自分なりに事実を消化したようだった。
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極・吹雪姫 - 雪花＞ミューゼス＞・・・あのねぇコントみてる気分よ (2019年5月7日 21時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 雪華さん» いえ！クズです！全世界が指をさして断言するほどクズです！ (2018年11月17日 17時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ、あの神ですか？そうですよね！異論は認m（殴 (2018年9月23日 14時) (レス) id: b92e418be9 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» はい！後々書く予定ですのでお待ちください！これからもご愛読よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リゃーさん» お返事遅れてすみません！更新頑張りますので引き続き応援よろしくお願いします！ (2018年8月18日 11時) (レス) id: 82a8b6a16d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年3月10日 22時
