episode22 ページ23
「お母さん優しい人だね。」
「んー、基本的にはね。」
帰宅すると早めに仕事から帰ってきた母がいて、
迎えにきてくれた国見にお礼を言っていた。
そのあとも話に花が咲いて夕方まで私の家で3人で話をしていた。
そして今は近所をお散歩中。
何故か国見がこの辺歩いてみたいと言い出したので2人で歩いている。
「そういえば江藤は北一じゃなかったよね。」
「うん。ギリギリ学区から外れていて…毎日長い距離歩いていたよ。」
中学を卒業してからこの道も久しぶりに歩く。
「あ、俺ここの公園来たことある。」
「ほんと?」
国見が指さしたのは小さな公園。
遊具はあまりなく、ブランコと砂場しかない。
小さい子が遊ぶにはちょっとつまらないかなと感じる。
「私も小さい時ずっとこの公園で遊んでたよ。」
「まじ。俺ら昔どっかで会っていたかもな。」
微笑む国見を夕日が優しく照らしより綺麗に見えた。
同時に私の顔も赤くなってるのを感じた。
「江藤顔赤くない?まだ体調悪い?」
そう言い国見は顔を覗き込んだ。
「体調悪くないよ。」
「じゃあなんで顔赤いの。」
「多分夕方だから。」
「そうか。」
国見が納得してよかった。
顔が赤い理由を君が知るのはまだ先だからね。
126人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なすび - すみません!!感想書くところ間違えました...本当にすみません...。国見くん最高です...!! (2021年5月6日 12時) (レス) id: 4c474fbab6 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - お母さんが居ない設定のはずが途中からお母さん出てきてますよ(余計なお世話ですみません...) (2021年5月6日 12時) (レス) id: 4c474fbab6 (このIDを非表示/違反報告)
幻想少女 - 更新大変だと思いますが、頑張って下さい!早く続きが見たいです^^ (2016年6月26日 15時) (レス) id: fb7117022b (このIDを非表示/違反報告)
花田(プロフ) - 明日香さん» ありがとうございます! (2016年4月19日 18時) (レス) id: 137638be97 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 面白かったです!これからも頑張ってください。(о´∀`о)ノ (2016年3月30日 21時) (レス) id: 02a91fe549 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うめ | 作成日時:2016年3月15日 21時