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Noside
立ち去って行く黒ひげ__ティーチを目で追いかけている耳郎響香。その瞳は、何に対してか、酷く絶望した紫で染まっている。
それを見た兄弟達は、急いで駆け寄り、マルコが響香の頭を上げて問う。
ﾏﾙｺ「おい！何があった！響香、答えろ！」
ｴｰｽ「誰がやったんだ！！姉貴！」
そう、彼女は話さない。話せば、あの地獄が……戦争が始まるから。だが、響香は口を開いた。
耳「エース……マルコ、みんな、ごめん……彼奴、逃がしちゃった……ゴメンね？」
ｴｰｽ「なんで姉貴が謝るんだ！今は喋るな、マルコ！頼む！」
ﾏﾙｺ「分かってるよい！」ボウッ
マルコは、必死になって耳郎に青い炎を纏わす。でも、本人も彼らも知っている。他人には大きな治癒力を発揮できない事に。
耳「いいんだ……分かるよ、最後くらい……エース、お願い、だから、彼奴は、追いかけちゃ……ダメ、だから……みんな、消えちゃう……」
ｴｰｽ「彼奴って誰なんだよ！？教えてくれ！」
響香は、決心して、口を動かす。
耳「……マーシャル･D･ティーチ。彼奴は、闇そのものだから、呑み込まれる……全員」
その者の名が出てきて、一同は驚きを隠せ無い。然り、驚きとは裏腹に怒り__殺意__を、その者に抱く。
耳「ねぇ、みんな、最後に、抱き締めて？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
皆、静かに妹を抱き締める。
耳「最後、マルコ……お願い」
ﾏﾙｺ「……ッあぁ、分かってるよい。」ｷﾞｭｰｯ
マルコは、強く、それでいて優しく、彼女を青い炎で包み込む。
耳「……ありがとう、みんな……暖かいね……」
そう言い残し、静かに瞼を下げる。その顔は、とても安らかで、眠っている様だった。
ｴｰｽ「だァァァァァ！！！」
ﾊﾙﾀ「響香……嫌だよォ。」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ｻｯﾁ「なぁ、寝てるんだろ？寝た振りしてんだろ？そうやって、驚かそうと……してんだろ？」
ある者は泣き叫び、ある者は静かに泣き、ある者は起きろと声を掛ける。そして、ある者は静かに、フツフツと、着実に、悲しみから怒りへと……殺意へと変えていく者。
ｲｿﾞｳ「……おい、見てみろよ。響香の傷が無くなってる。それに、幸せそうに笑ってやがる。」
その言葉で、彼女の傷が無いことに気付く。その顔も、とても穏やかな事にも。
不死鳥編 END
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雪華 - 分かりました!楽しみに待ってるね! (2019年4月7日 13時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
現世君(プロフ) - ミリアさん» リクエストありがとうございます！素敵と言われてとても嬉しいです！ご期待に添えるよう務めて参ります！！ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 6fd2ddfd74 (このIDを非表示/違反報告)
現世君(プロフ) - 雪華さん» ごめんなさい、やります！他作品で少し時間を使っておりまして……あと短編集をやった事がないので、他の方の作品を見本にしているので、もう暫くお待ち下さい！ε≡ ヽ＿＿〇ノ… ＿|￣|○ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 6fd2ddfd74 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - またリクエストでプロポーズと妊娠編でエースとローの話と子供が戦利品の悪魔の実を食べて周りが大騒ぎ話や耳朗の英語の勉強会の白ひげ編とロー編話と立ち寄った島を探索してたら罠で耳朗と閉じ込められる話をお願いします。いつも素敵な作品にしてありがとうございます (2019年4月7日 12時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 私のリクはまだですか? (2019年4月7日 12時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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