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「「響香！！」」
二人同時に手を伸ばすが、僅かに届かず、耳郎は連れ去られた。
ﾏﾙｺ「クソっ！ラクヨウ！俺は彼奴を追う！皆にこの事を知らせろ！」
ﾗｸ「分かった！気を付けろよ、アレはなんかヤバそうだ！」
ﾏﾙｺ「あぁ、分かってるよい。」
先程の黒い手は、とてつもない"殺気"の様なものを感じたのだ。噂は、本当かも知れないと考えると、怒りで染まっていくマルコ。不死鳥の姿で、後を追いかける。
一方耳郎は……
耳「くっそ……何も見えない。」
目隠しをされ、視界を奪われた状況に。だが、それとは逆に周りに
〔……子も……すの？〕
〔だ……かい……ばうの……〕
耳(数は10……男六人、女四人……心音は無し、確定だな。此奴ら、魂だけだ。)
先程まで怯えていたのに、この冷静さは彼女の順応性の高さである。冷静に声から判断する。
耳「(賭けるか……)ねぇ、ウチに何の用？幽霊さん。」
〔〔ッ！！？〕〕
〔……何故分かった？普通なら、誘拐者という認識になるはず……若しくは能力者。〕
リーダー核の様な男が問う。耳郎は苦笑いを浮かべて答える。
耳「ウチにはよく聞こえる、この耳があるから。アンタらからは、心音がしないからね。そう思っただけだよ。それで？ウチに何の用？」
〔……貴女、幽霊が苦手って言ってたけど、何でなの？〕
耳「……昔会った"ソレ"が、ウチと家族を食おうとしたから。苦手より、嫌い。いい奴も居るだろうけど、それでも嫌い。」
彼女が話終わり、彼等は先程の殺気を消して、今度はとても暖かい物になった。
〔……そうか、ありがとう。いい事を聞いた。〕
〔そろそろ外すわね？お迎えも来たし。〕
そう言うと、目隠しを外されて視界が広がる。そこには、とても優しそうに笑う男女が居た。其の顔は、まるで満足な答えを受けた子供の様だ。
ﾏﾙｺ「響香！！何処だよい！」
〔さぁ、お行き。家族が待ってるわ。〕
綺麗な女性がそう言い、彼女の背中を押す。
耳「……逢えるといいね、家族に。」
〔ッ！！……ありがとう。〕
その日、耳郎は船から下ろしてもらえなかったが、部屋から見た彼等を微笑みながら見送った。
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雪華 - 分かりました!楽しみに待ってるね! (2019年4月7日 13時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
現世君(プロフ) - ミリアさん» リクエストありがとうございます！素敵と言われてとても嬉しいです！ご期待に添えるよう務めて参ります！！ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 6fd2ddfd74 (このIDを非表示/違反報告)
現世君(プロフ) - 雪華さん» ごめんなさい、やります！他作品で少し時間を使っておりまして……あと短編集をやった事がないので、他の方の作品を見本にしているので、もう暫くお待ち下さい！ε≡ ヽ＿＿〇ノ… ＿|￣|○ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 6fd2ddfd74 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - またリクエストでプロポーズと妊娠編でエースとローの話と子供が戦利品の悪魔の実を食べて周りが大騒ぎ話や耳朗の英語の勉強会の白ひげ編とロー編話と立ち寄った島を探索してたら罠で耳朗と閉じ込められる話をお願いします。いつも素敵な作品にしてありがとうございます (2019年4月7日 12時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 私のリクはまだですか? (2019年4月7日 12時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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