切られた縁は知っている【ジョジョ5部×kz】 (ページ3)

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私は自転車を漕ぎ若武の家に向かう。
「立花さん。お久しぶりですね。」
島崎さんが迎えてくれた。
「お久しぶりです。若武達はどこにいますか？」
「若武君達なら書斎にいると思いますよ。
今日もドーナツで良いでしょうか？」
「はい！」
島崎さんはふふっと笑って
「嬉しいです。他の皆さんは何でも良いと言ってまして。」
私はスリッパを履いて書斎に向かった。
書斎の扉を開けると…。
「アーヤ！遅い！」
「ごめんね。」
「若武、まだ五分前だよ？」
小塚君フォローありがとう。
「若武、点数やばかったのか？」
上杉君が若武に突っ込む。
図星だったようで…。
「ということで諸君！分からないところを教え合おうじゃないか！」
別に私は良いけど…？
「私は良いよ。分からないところがあったし。」
「異論はないね。」
「ん、アーヤがやるなら俺もやる。」
「なんか面白そーだからやる。」
3票ゲット！
宿題を広げる。
数学難しい…。
「上杉君、ここ分からないから教えてくれる？」
上杉君はしていた事を中断し、分かりやすく教えてくれた。
「ありがとう。」
私がそう言うと上杉君は顔を真っ赤に染めた。
熱あるのかな？
♪～～～
「俺のじゃない。」
「右に同じく」
と皆口を揃える。
「私の。」
スマホを持って部屋を出た。
『久しぶりだね。ブチャラティ。』
「彩華もだな。」
『どうしたの？自分から電話してきて。
伝えたいことでも？』
「まぁな。」
ブチャラティが誰かに電話を変わった。
「元気でしたか？彩華。」
ジョルノ…？
「お兄ちゃん…なの…？」
何でブチャラティと関わってるの…？
気にしないでいっか。
声聞けたんだし。
「声…聞きたかったから嬉しい！」
「相変わらず変わってないですね。」
「お兄ちゃんも。少しは変わってるけど。」
その時電話先でガサゴソという物音がした。
「彩華っ！私覚えてる！？」
その声は…。
Aっ！？
「うん。覚えてるよ。Aでしょ？
元気だった？」
「めちゃめちゃ元気だったよ！！」
他愛も無い会話。
今までの事を話し込んだ。
だけどそんな時間が嬉しかったんだ。
すると…。
「いつこっち(イタリア)に帰ってくるんだ？」
どうやら電話はブチャラティに代わった様だ。
『今日こっち出る。皆が首を長くして待ってるんでしょ？』
荷造りはしてある。
まぁ友達に会ってくるって口実。
あながち間違いでは無いんだけど。
「そうか。伝えておく。」
そう言い、ブチャラティは電話を切った。