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どうしよう…


まさか弟に、告白、されるなんて…


突然のキス…拒めなかった…


どうして?私、蒼弥のこと好き…なの?









『そ、そう、や?』


「ん?」


『こ、この前のあれ、さ…』









親がいない家、リビングに蒼弥と2人。


ゲームをしている蒼弥は、私に話しかけられても動揺一つしない。


…私はこんなに戸惑ってるのに…


年は1つしか違わないにしても、


圧倒的に蒼弥のほうが大人だ。









『蒼弥は、ホントに私と、付き合いたいの?』


「は?」


『あ、ごめんごめん、ホントなんだよね、うん。』









蒼弥がゲーム機から目を離して、私のことを睨んでくる。


我が弟ながら、その目つきは人殺せそうですよ…


余計なことを聞いたと反省してると、


ソファーから立ち上がって私の腕を引っ張る蒼弥。









「姉弟とか、そういうの、マジでダルいし。」


『へっ?』


「ずっと、そう思ってたの、俺は。


でも、ねーちゃんの近くにいれるだけでいいって思ってた。


なのに、大人になってくねーちゃんみてたら、


いつか誰かに取られんじゃねーかって、不安になった。」









私のスウェットの裾をキュッと掴んで、


少し低い私の肩に頭を預ける蒼弥。


…いつの間に、こんな大きくなったんだ。


これが、弟なりの、蒼弥なりの、


私への愛情表現なのだろうか。









『…もう、ねーちゃんって呼ばなくていいよ。』


「えっ??」


『蒼弥の気持ち、ちゃんと受け取ったから。』









蒼弥の背中に腕を回して、


自分の方にギュッと引き寄せる。


なんだかね、


私も、蒼弥のこと弟って見れなくなっちゃったみたい。


…ううん、きっと、ずっと前から私も…









『好きだよ、蒼弥。』


「…俺も好き、Aのことっ。」


『んふふ、何恥ずかしがってんの。笑』


「ば、ばーか、恥ずかしがってなんかねーし。」









縮まった2人の距離をさらに縮めて、


私たちは、禁断の恋愛に足を踏み入れてしまった。









〜俺の姉貴【完】〜









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ららちゃん(プロフ) - 恋のカケヒキめっちゃいいです!続きがみたいです!! (2020年3月1日 17時) (レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - 那須くんの恋人未満の続き見たいです! (2019年11月24日 23時) (レス) id: 48a1fe7872 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 年下彼氏の続編すごく嬉しいです^ - ^ (2019年11月23日 23時) (レス) id: ae3a399617 (このIDを非表示/違反報告)
テディベア(プロフ) - みづきさん» 了解です!コメントありがとうございます!! (2019年11月23日 0時) (レス) id: 8769d68b4e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 那須くんの続きが見たいです。 (2019年11月21日 0時) (レス) id: 2421d23aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テディベア | 作成日時:2019年10月29日 20時

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