Sweet Lovers Days 【短編集】 (ページ12)

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家に帰ってきて、

2人でベッドの上に腰掛ける。

「あの、さ。」

「もちろん、俺が悪いんだけど、さ....

その....廉のとこに逃げるのは、違う、と思う。」

『え、なんで？』

「だって、廉だって男だよ？

幼なじみっていったって、あんなにくっついてたら何するか分かんないじゃん！」

ベッドをギシギシと揺らして、

紫耀くんが不貞腐れる。

プクッと頬を膨らませてるところが、なんか可愛いなって。

『廉は、ただの幼なじみだからね？』

「Aがそう思ってるだけかもしれないじゃん。」

『そう、なのかな…』

「そうだよ。だからもうしないで？」

コテン、と首を傾ける紫耀くん。

年上なのに、そんな愛嬌されたらなんだか胸がキュッとして、

思わず紫耀くんを抱きしめる。

「おわ、ビックリしたぁ。」

『紫耀くん、好き。』

「急だなぁホント。」

『紫耀くんは？』

胸に埋めてた顔を紫耀くんの方に向けると、

恥ずかしそうに顔を隠した。

上目遣い、戦略だなんて言えない。

「うん、好きだよ。」

『ゲームよりも？』

「当たり前じゃん。」

『よかったっ』

私がまたその大きな胸に顔を埋めると、

急にくるっと体が反転して、目線の上には天井と、紫耀くんのキレイな顔。

「ホント、隙ありすぎだからね？」

『え、す、すきって…』

「ずっと、俺に構って欲しかったんでしょ？」

彼氏が出来たのは初めてだけど、

この状況がどんな状況かぐらい、

鈍感な私でも分かる。

「……うん。」

『……怖い？』

『ちょっとだけ…

でも紫耀くんなら、大丈夫。』

「優しくする。」

『うん…』

「好きだよ。」

そう言って落とされた優しいキスで、

私はやっぱり、紫耀くんにハマっていく。

～冷たいカレ【完】～

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はい、完全にネタ切れでございます…

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