検索窓
今日:23 hit、昨日:6 hit、合計:113,306 hit

ページ2










大学の休日講義が午前中で終わって、


お昼を食べようと近くのファミレスに1人で入る。









「え?Aちゃん?」


『あ、飛貴くん?何でこんなとこに?』


「塾の自習室飽きたから、ここで勉強しようって、那須と。」


「こんにちは。」









4人がけの席で、飛貴くんと、そのお友達らしい那須くんが2人で参考書を並べて勉強していた。


2人とも、難しそうな数学の問題を解いてたみたい。









「もしかして、前言ってた彼女さん?」


「うん!Aちゃん!」


「あ、良かったら座ります?俺たちも休憩するんで。」


『いいの?』









はい、Aちゃんは俺の隣ね。


そう言って、サッと自分の座ってた場所を空ける飛貴くん。


那須くんは予想してたみたいに、呆れて笑った。









「どう考えても俺の隣には座らないでしょ。笑」


「わかんないよ!?Aちゃん鈍感なんだもん。」


『うーん、飛貴くん?それはバカにしてる?笑』









ちがうちがう!って赤くなりながらミルクティーをストローですする飛貴くん。


飛貴くんは、こう見えて割と嫉妬しいだったりする。


付き合った当初から、私を鈍感だっていってきかない。









「那須、絶対取っちゃダメだからね!」


「バカ、友達の彼女取るほど姑息じゃねーわ。笑」


『ふふ、2人とも仲いいね。』









それに今は受験で忙しいし!


那須くんがムキになってそう言って、


私は2人が受験生だったことを思い出した。









『2人とも、どこの大学狙ってるの?』


「僕はS大です。」


『え、S大!?S大って全国でも割と有名な国立大学だよね?』









まあ…って謙遜して那須くんが頭を垂れる。


すごいなぁ、国立大学なんて考えたこともなかった。









「俺も一応S大だけど…」


『え、飛貴くんも!?』


「でも、AちゃんのいるB大学にしよっかな。」


『え、なんで!?もったいなすぎるよ!』


「だって、Aちゃんともっと一緒にいたいもん…」









うーん、それは嬉しいお言葉だけどさ…


飛貴くんには、行きたい大学に行ってほしいし…


私がS大に行けば良かったのかな?笑







*→←年下彼氏【Hidaka.U】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
586人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ららちゃん(プロフ) - 恋のカケヒキめっちゃいいです!続きがみたいです!! (2020年3月1日 17時) (レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - 那須くんの恋人未満の続き見たいです! (2019年11月24日 23時) (レス) id: 48a1fe7872 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 年下彼氏の続編すごく嬉しいです^ - ^ (2019年11月23日 23時) (レス) id: ae3a399617 (このIDを非表示/違反報告)
テディベア(プロフ) - みづきさん» 了解です!コメントありがとうございます!! (2019年11月23日 0時) (レス) id: 8769d68b4e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 那須くんの続きが見たいです。 (2019年11月21日 0時) (レス) id: 2421d23aa2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:テディベア | 作成日時:2019年10月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。