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大学の休日講義が午前中で終わって、
お昼を食べようと近くのファミレスに1人で入る。
「え?Aちゃん?」
『あ、飛貴くん?何でこんなとこに?』
「塾の自習室飽きたから、ここで勉強しようって、那須と。」
「こんにちは。」
4人がけの席で、飛貴くんと、そのお友達らしい那須くんが2人で参考書を並べて勉強していた。
2人とも、難しそうな数学の問題を解いてたみたい。
「もしかして、前言ってた彼女さん?」
「うん!Aちゃん!」
「あ、良かったら座ります?俺たちも休憩するんで。」
『いいの?』
はい、Aちゃんは俺の隣ね。
そう言って、サッと自分の座ってた場所を空ける飛貴くん。
那須くんは予想してたみたいに、呆れて笑った。
「どう考えても俺の隣には座らないでしょ。笑」
「わかんないよ!?Aちゃん鈍感なんだもん。」
『うーん、飛貴くん?それはバカにしてる?笑』
ちがうちがう!って赤くなりながらミルクティーをストローですする飛貴くん。
飛貴くんは、こう見えて割と嫉妬しいだったりする。
付き合った当初から、私を鈍感だっていってきかない。
「那須、絶対取っちゃダメだからね!」
「バカ、友達の彼女取るほど姑息じゃねーわ。笑」
『ふふ、2人とも仲いいね。』
それに今は受験で忙しいし!
那須くんがムキになってそう言って、
私は2人が受験生だったことを思い出した。
『2人とも、どこの大学狙ってるの?』
「僕はS大です。」
『え、S大!?S大って全国でも割と有名な国立大学だよね?』
まあ…って謙遜して那須くんが頭を垂れる。
すごいなぁ、国立大学なんて考えたこともなかった。
「俺も一応S大だけど…」
『え、飛貴くんも!?』
「でも、AちゃんのいるB大学にしよっかな。」
『え、なんで!?もったいなすぎるよ!』
「だって、Aちゃんともっと一緒にいたいもん…」
うーん、それは嬉しいお言葉だけどさ…
飛貴くんには、行きたい大学に行ってほしいし…
私がS大に行けば良かったのかな?笑
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ららちゃん(プロフ) - 恋のカケヒキめっちゃいいです!続きがみたいです!! (2020年3月1日 17時) (レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - 那須くんの恋人未満の続き見たいです! (2019年11月24日 23時) (レス) id: 48a1fe7872 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 年下彼氏の続編すごく嬉しいです^ - ^ (2019年11月23日 23時) (レス) id: ae3a399617 (このIDを非表示/違反報告)
テディベア(プロフ) - みづきさん» 了解です!コメントありがとうございます!! (2019年11月23日 0時) (レス) id: 8769d68b4e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 那須くんの続きが見たいです。 (2019年11月21日 0時) (レス) id: 2421d23aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テディベア | 作成日時:2019年10月29日 20時