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えっえっ！？
さぞかしびっくりした顔してると思う。
でも俺はAの言ってることがよく理解できなくて
和「A何言ってんの？」
「和也さんは何万人ってファンの人にお腹や下着見せてるのに何で私がそんな風に責められなきゃいけないの？」
Aのこんな感情的な声なんてほとんど聞いたことなくって。
それにもびっくりしてるけどその内容にはもっとびっくりしてて
和「あれは不可抗力つーか、まあネタ的に見せてる時もあるにはあるけど」
こんな事言われるなんて思ってないからしどろもどろになってしまう。
「私の会社の同僚だって『ニノの下着これだった』って嬉しそうに教えてくれますよ。」
ますます意味わかんねーし
和「どういうこと？」
「だから、番組とかで和也さんの下着が見えたらすぐにファンの人たちがどこのメーカーだとか調べてるの！
衣装とか洋服とかを調べるのと同じだよ。
それをみんな見てるんだよ」
最後は涙をポロポロこぼしながら話す。
和「そんなにそれ嫌？」
その事はもちろん俺だって知っている。
でもまあ仕事のひとつって割り切ってるしそれがそんなに大事な事だなんて考えたことない
だからAがそんなに嫌なのことに戸惑いを隠しきれなかった。
俺とかがグループ内でその辺がオープンなのは感じてるけど
まあそれは役割分担つうか
そんなこと考えていたら目の前のAは目元を手のひらでこすると寝室へと入っていった。
あー、どっすっかなぁ
Aの気持ちが今ひとつよくわからない。
いつもなら俺の仕事を凄く理解してくれている。
それは俺の性格とか仕事の性質とか賢いあの人はほんとによくわかってくれてると思ってた。
でもそれって俺の勝手な思いだったのか？
とりあえずAの後を追って寝室へ入ろうとすると部屋着のワンピースに着替えたAが部屋から出てきた。
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作者名：雪月
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=verbena
作成日時：2013年12月21日 7時
