レモン色、ひらり番外編～Apres cela～（Kazunari.N) (ページ30)

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「初めて見る海の色も、素敵な音も、和也さんが私にプレゼントしてくれてるんです」

ありがとっていいながら頬にキスされる

和「こんなとこまで来ても日中、全然一緒じゃないのに………」

ふるって首を振って

「和也さんが頑張ってるの知ってるから」

それにって内緒話のように小さな声で

「実はリハもライブも見てました」

………え？！

くすくす嬉しそうに笑うA

「とっても格好良くって見とれちゃいました」

あー俺今耳赤い

ぜってー赤い

「あとね、和也さんは大変だったと思うんだけど」

Aが俺の胸に顔を寄せながら話す

「ハワイでは雨は神様の祝福なんですって。

でもちょっと降りすぎでしたけどね」

嬉しそうに笑う君

Aを抱きしめる

腕の中にいる君が愛しくて

そんな俺の気持ちが全部伝わるようにと抱きしめる

どんな辛いことも君がいれば乗り越えられそうな気がする。

君は誰よりも俺の味方だってわかってるから

そんな君が側にいてくれればそれで十分だ。

和「A、今度は2人で来ような」

また綺麗な海や空、降るような星を君と見たい

そのためなら苦手な旅行でもできると思う。

いつかまた君と。

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