レモン色、ひらり番外編～Apres cela～（Kazunari.N) (ページ20)

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翔ちゃん何で？

和「翔ちゃんなんで？なんでわかんの？」

翔「ニノさゲームしながら何のお菓子食べてたの？」

和「現場でもらったお菓子」

翔「それってチョコだろ？」

和「うん、バレンタインだからね」

翔「そこは解ってんのな(笑)」

で、なんで気づかないかねー

呟く翔ちゃんが続ける

翔「ニノさAちゃんにチョコもらった？」

和「甘いもの苦手だからいらないって言ってあったからもらってない」

翔「・・・んじゃなんで他の人からもらったチョコ食べてんのよ」

翔「しかもAちゃんの前でだろ？Aちゃんにしても立場ないというか

俺、Aちゃんに同情するわ」

和「えーそこっ？！」

翔「まあ推測でしかないけどね、よく考えてみなよ」

和「ぅん・・・」

自分がAに言ったことはほんとの気持ちで

甘いものが得意じゃない俺は最初からバレンタインのチョコなんていらないと思ってた。

それよりもAに会えればそれでいいと思ってた。

Aも同じ気持ちだろうと思っていたのに・・・。

和「翔ちゃんは貰ったチョコどうしたの？」

翔「俺？！、家には持って帰ってないよ。

その日は彼女に会えてないけど食べた後の空き箱でも見たらいい気はしないだろうなと思って」

翔「ただでさえ俺らの仕事の事で不安が多いんだろうから不安の素は少ない方がいいだろ？」

俺、何やってんだろ・・・

情けな・・・

翔「まあ、はやく謝んな。」

翔ちゃんに頭をガシガシされた。

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