Twinkle Star Ⅱ (ページ3)

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そろそろ帰る？と立とうとしたロンジュンに、もう少し一緒にいたい、と素直に伝えたら嬉しそうに抱きしめられた。

ロンジュンと寝っ転がりながら、目の前に広がる夜空を見上げた。

『〔…ロンジュン、キスってお互い好きじゃなきゃしちゃダメなんだよ〕』

RJ〔うん、それがどうしたの？〕

『〔さっきロンジュン、告白する前にキスしてきたよね？私がもし好きじゃなかったらどうしたの〕』

RJ〔どうせ好きだろ〕

『〔分からないじゃん〕』

RJ〔…99.9％の確率で好きだろ〕

『〔0.1％の可能性は？〕』

RJ〔…あまりうるさいともう一回キスするけど〕

『〔ふふ、いいよ〕』

素直に目を閉じてロンジュンからのキスを待っていると、馬鹿、と頬っぺを抓られた。

酷い、痛いって言ったら、そんな強くしてないし…と言いながら私の頬を摩った。

こうやって二人で甘い時間を過ごせる機会も、これからもっと少なくなるんだろう。

だって私たちは、あくまでアイドルであり、ファンの皆さんからの愛を受けて…言ってしまえばお金を稼いでいる身だ。

『〔ロンジュン、私たちってもう付き合ってるってことでいいんだよね〕』

RJ〔うん、まあ…普通の恋人らしいことは到底出来ないと思うけど、それでも出来る限りでAのこと幸せにするから〕

『〔幸せにしてくれるんじゃなくて、一緒に幸せになろう〕』

ロンジュンは、暗闇の中に差し込んだ光のような存在だ。

その光が、少しくらい自分だけの存在になった気がして、嬉しくなった。

星の降る夜、私たちはもう一度唇を重ねた。

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