Twinkle Star Ⅱ (ページ19)

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中国を拠点とした活動というのは本当で。

それまでよりも、確実に中国での仕事の比率がぐんと増えた。

現在、世の中は感染症の流行によって頻繁な渡航が難しくなっていて。

けれど、ついこの前まで私はバラエティやモデルの仕事で中国に滞在していた。

YY〔…早く戻ろうよ、マジ寒すぎ〕

『〔ふふ、分かった。無理させてごめんね〕』

YY〔はいはい、早く戻って寝るよ〕

先に立ち上がったヤンヤンが、私に手を差し伸べる。

それに手を重ねると、ぎゅっ、と優しく握った。

YY〔ねえ、もうずっと一緒だよね〕

『〔ん？〕』

YY〔俺、Aの彼氏でも何でもないけど。Aの存在、結構大事だから〕

『〔わあ、深夜テンションになるとそんなことも言ってくれるの？〕』

YY〔違くて…はあ、ただ寝て起きた時にふとAがいなくて、ちょっと不安になっただけ〕

立ち上がって、少しだけ高いところにあるヤンヤンの目を見てみれば、やっぱり恥ずかしいから見るなって言われた。理不尽だな…

先輩と後輩だった私たちも、今ではすっかり良いメンバー…いや、もう大親友だ。

『〔大丈夫だよ、これからもずっと一緒に頑張ろう〕』

YY〔…俺、なんか子供みたいなこと言ったかも〕

『〔いいんだよ、マンネだし〕』

YY〔同い年でしょ〕

『〔数ヶ月は違うもの〕』

ヤンヤンは、大して変わらないじゃん、と笑いながら繋がれた手をブンブンと振った。

二人で他のメンバーを起こさないように、と必死に笑いを堪えながら静かに部屋に戻ったのはいい思い出。

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