Twinkle Star Ⅱ (ページ18)

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夜空の下でページ18

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＿＿＿＿2021年、秋。

YY〔ねえ、流石に寒くなってきた〕

『〔ふふ、でもまだ寝たくない〕』

YY〔えー…〕

グランピング施設でのコンテンツ撮影、みんなが寝ている間に外に出たはずなのにヤンヤンに勘づかれて今は隣にいる。

二人で寝っ転がって、いつもよりも一層近く見える夜空に手を伸ばしてみたり、鼻歌を歌ってみたり。

けれど少し寒くて、ヤンヤンが早く帰ろう…とうるさくなってきた。

『〔そんなに寒いならハグでも…〕』

YY〔俺がロンジュンに殺される〕

『〔言わないよ、別に。しかもハグなんてメンバーならするでしょ〕』

YY〔…俺はやめとくって言ったからね〕

ヤンヤンと少しだけ身を寄せあった。

ほら、こうするだけで少しは暖かい。

『〔…練習生の時は、ヤンヤンが私に文句言うなんて有り得なかったんだけどな〕』

YY〔そりゃ、雲の上の存在だったし…〕

『〔やだ、今は違うって言うの？〕』

YY〔今でも凄いとは思うけど、メンバーじゃん。てかそういうのやめてって言ったのはAの方だし〕

確かに、言われてみればそうだ。

グループの中で、唯一の同い歳だし。普通に仲良くしたくて、ぺこぺこ頭を下げていたヤンヤンにそれやめてと言ったのはよく覚えている。

そう、あれから私は新しいメンバーと共に、威神Vとしてデビューしていた。

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