検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:8,402 hit

865話です ページ19

その言葉に遥弥へと向けて視線を炎真へと向けるツナ。

「エンマ!!」

嵐属性の赤色の炎とはまた違う深みのある赤い炎を額に灯した炎真を含めたシモン幹部全員がツナ達を見下ろしていた。

「君達だけで来たのは正解だと思うよ。大勢で来ればボンゴレ側の夥しい死体が積み上げられることになっただろうからね」

「くっ。あいつら…」

見え透いた挑発に悔しそうに顔を歪ませ今にもダイナマイトを放ちそうな雰囲気を醸し出す獄寺に遥弥は軽く彼の肩を叩く。

「獄寺、とりあえず落ち着きなよ。カッカしてると血管千切れるよ」

「っ、んだとゴラァ!!てめぇの一言で血管千切れそうだわ!!つかてめぇにだけは絶対言われたくねぇ!!!」

「君よりかは冷静だよ、俺は」

と冷静にツッコミを入れる遥弥は炎真に視線を向ける。

「それで。ユキやクロームは無事なの?」

その一言に遥弥と獄寺のやりとりを聞いていたツナはハッとして再び炎真達へと視線を投げる。その視線を受けながら炎真は彼の名を呼んだ。

「遥弥さん…まさか貴方が来るとは思わなかったよ」

「嘘吐き。俺が来ることぐらい想定の範囲内でしょ」

「さあどうかな。ご想像にお任せするよ」

「ってちょっとちょっとォ!!二人してなぁに会話を楽しんじゃってんのよ!?」

「君の目は節穴かい?どこをどうみたら楽しそうに見えるの」

笑み一つ浮かばずに淡々と会話している炎真と遥弥。確かに楽しそうには見えない。遥弥の問いかけに加藤は可愛くねぇと口を尖らせた。

「ま、いいわ!!えっとクロームちゃんとユキちゃんだったよねん。クロームちゃんは俺のベッドでそりゃあもう天使のような可愛い顔してオネンネ中♪ユキちゃんは見張りをつけてその隣の部屋にいてもらってるよ」

加藤の言葉に一部を除くツナ達は言葉を失った。

「ん!?」

と。リボーンはあることに気付いた。

「おい…待て……何故奴らまでいる?あの不吉な連中をこの島に呼び入れたのはお前達か」

不吉な連中というキーワードに不思議そうな顔をするシモンファミリーはリボーンが視線を向けている方角を見た。

そこにいたのは顔を包帯でぐるぐる巻きにした全身黒ずくめの男達。見覚えのあるその姿にツナは声をあげた。

「復讐者!!!」

「アレは…人間なの?」

「元々はな……死神とも悪霊とも呼ばれマフィア界で最も疎まれる存在。彼らの掟に触れた者は有無を言わさず連行され脱出不可能な牢獄で永遠の責め苦を受ける」

866話→←864話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:REBORN , コラボ , 合作
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜野兎×さにー☆彡 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1  
作成日時:2018年10月1日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。