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とまぁ、あれ以降彼の邸宅に行くこともなく、結局私はこの広い会場で連れの一人もいない残念な様を晒すことになってしまった訳で。
本当、散々な社交界デビューだ。
今日のためにせっかく仕立てたロングドレスも、もはや用無しだった。
普段着ないようなデコルテと背中が空いたデザインを選んで、ダイエットだって頑張ったのは、少しでも彼に綺麗だって思ってほしかったから。それなのに。
『はぁ....』
今さらビュッフェも食べる気にならないし、もう迎えを呼んでしまおうか。
招待してくださったチョンロのお爺様には申し訳ないけれど、あとで体調が優れなかったとでも言っておけば大丈夫だろう。
と、ぼんやり思い耽っていたら横から「こんばんは」と見知らぬ声が飛んできた。
「お一人ですか？」
『あー、....まぁ』
「なんと、こんなお綺麗な方が！珍しいこともあるものですね」
喧嘩売ってるのかなこの人、と突然現れた男性にぴくりと顔がひきつった。
この場にいるってことはどこかの御曹司なんだろうけど、生憎私が知る限りではない。まぁ目鼻立ちは整っているほうだが、あの人ほどじゃないし。
すみませんがもう帰りますので、とその場を離れようとしたらがっと腕を掴まれた。
『あの、離してください』
「よろしければ今度食事でもどうですか？」
『結構です』
「うちの会社が運営してる、二つ星のいいレストランがあるんです」
『そうですか。であれば他の三つ星のお店に行くので大丈夫です』
まるで押し問答のような会話にだんだんストレスが溜まってくる。
腕を振り解こうとしたら「まぁそう言わないで、」とぎりぎりと力を込められて、痛みで小さく声が溢れた。
ああもう、こんなことになるなら来るんじゃなかった。
自分の情けなさと目の前の恐怖に、じわじわと視界が歪んでいった。
「であれば今晩はどうですか？このまま2人で抜け出すというのは」
『い、やです。離してくださいっ！』
「近くに素敵なホテルがあるんです。きっとお気に召して、」
「ねぇ」
ふわり、と。
「他人の婚約者に、何してんの」
その時。
背後から、穏やかで優しい大好きな香りに包まれた。
『チョン、ロ、』
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ソヨン(プロフ) - ベニさん» 全然ゆっくりで大丈夫ですありがとうございます😭😭 (2023年2月5日 22時) (
レス) id: 554508b1f5 (このIDを非表示/違反報告)
来世はインジュン嫁(プロフ) - ベニさん» はい‼︎社会人設定です‼︎それでおっちょこちょいなのが主はムカついてるっていう感じです((注文多くてすみません (2023年2月5日 22時) (レス) id: 7a49e70698 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - ソヨンさん» ありがとうございます！ヘチャン(feat.ジェミン)で承知しました🫡 上手く書けるか分かりませんので、期待せずお待ちください〜！🙇🏻♀️ (2023年2月5日 21時) (レス) id: 5981244a76 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - 来世はインジュン嫁さん» ありがとうございます！社会人(仮)ロンジュンですね？笑 かしこまりました！他のお話優先になったり、時間がかかるかもしれません💦気長にお待ちくださいませ....！ (2023年2月5日 21時) (レス) @page48 id: 5981244a76 (このIDを非表示/違反報告)
ソヨン(プロフ) - リクエスト失礼します❗️一般人設定で、会社の飲み会で彼女ちゃんが酔っぱっらって同僚に介抱されてるのを見た彼氏ヘチャンにめっちゃ嫉妬されるっていうお話読みたいです😭同僚はジェミン希望です‥♡よろしくお願いします! (2023年2月5日 12時) (レス) @page45 id: 79391e5dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベニ | 作成日時：2022年12月29日 22時
