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.........だがしかし、ここで問題がひとつ。
一切れが予想以上に大きい。
これはどうやって食べればいいんだろう。
手は水で濡れているし、石鹸もついている。一口で食べられる大きさではなくて、この状態で噛み切ったら落ちちゃうし。
うーん、どうやって食べようかと悩んでいた時。
「A、」
すぐ隣から呼ばれて顔を上げると、すぐ近くにジェヒョンの顔があった。
(え、)
僅かに顔を傾けて寄せてきたジェヒョンが私が咥えている部分の反対側にかじりつくと、彼の綺麗な顔は離れていった。
視線を下にずらすと、チョコブラウニーが半分ほど奪われている。
｢あま....｣と彼はもぐもぐと口を動かしながら呟いた。
止まっていた思考がようやく動き出して、同時にぶわっと顔に熱が集まる。
残っている分を何とか口におさめ、飲み込むと同時に大きく息を吐き出した。
『ちょっ、と！』
「なに？」
『びっくりしたじゃん！』
「え、なんで」
『なんでって、...』
こちとらまだ洗い物の途中なのになんてことしてくれるんだ、と彼をじとりと睨んだ。
この人は自分の魅力に気づいていないんじゃないかといつも思う。アイドルのくせに。
ジェヒョンが触れるたび、私がいつもどれだけ心臓を落ち着かせるのに必死か、彼は分かってない。
にも関わらず、素知らぬ顔でチョコブラウニーをもう一切れ口に含んだ私の彼氏様はもぐもぐと咀嚼し飲み込んだ。
「それに、」
そして、ゆっくりと私に近づいたと思えば後頭部に手を回されて。
瞬きをする間も無く、
ちゅ、と唇に柔らかい感触を感じた。
「いい加減慣れてよ」
そう呟くように言ったジェヒョンは両手で私の頬を包み、得意げに笑った。
(さ、皿洗いしてるときはだめ！)
(じゃあ終わったらしていいの？)
(........)
(ふはっ、.....ほんとにかわいいね、A)
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ベニ(プロフ) - パピ子さん» わ！ありがとうございます〜！2も出来ましたので、また読んでいただけると嬉しいです🥰 (2022年12月29日 22時) (
レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
パピ子(プロフ) - やったぁー٩(●˙▽˙●)۶Part2楽しみにしてます！！ (2022年12月29日 0時) (レス) @page48 id: 504443380d (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - jenさん» なんと嬉しいお言葉、ありがとうございます🥹親子シリーズ、ありですね...笑 ほかのメンバーのお話もぜひ書きたいと思いますので、気長にお待ちください〜！ (2022年12月28日 13時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
jen(プロフ) - こんばんは…！いつも楽しく読ませていただいています 甘い…甘くてヘナヘナです｡:.ﾟஐ⋆*･:*ジェノくんステキ！ドリムちゃんたちみんな見てみたいです (2022年12月28日 0時) (レス) @page46 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - るんるさん» ありがとうございます...！来年のクリスマスのご予約ですね？笑 ご期待に添えるようにがんばります🥰 (2022年12月26日 22時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベニ | 作成日時：2022年11月30日 18時
