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(うわ、かっこいい、)
容姿が綺麗なのもそうだけど、表情や仕草、性格も彼がモテる理由なんだと思う。
今までジェミンくんに告白した女の子は数えきれないほどいるらしいけれど、彼女たちも彼のこういう面に惹かれたんだろう。
頭の片隅で、ぼーっとそんなことを考える。
そして、それと同時に、どんな形であっても彼に想いを伝えることができた彼女たちが羨ましくなった。
だって、私は臆病だから。
今さらジェミンくんに好きだなんて言えない。
「Aちゃん、」
『へ、？......あ、なに』
「今日、午後から雨らしいよ。天気予報で言ってた」
『へぇ、そうなんだ』
「Aちゃん、傘は？」
『あー、忘れちゃった』
「そっか」
『うん。降らないといいな』
「あ、そういえば、」
『ん？』
「あの噂、消えちゃった？」
突如彼が口にした「噂」というキーワード。
そうなると思い浮かぶのは１つで。
やっぱり彼の耳にも届いていたのか、と驚いたがそれ以上に彼の"消えた"ではなく"消えちゃった"という言い回しが気になった。
まるで、残念に思ってるみたいな言い方。
『....なんのこと？』
「いや、別にそれならそれでいいんだけど、」
まったくもって意味が分からない。
私が一人悶々としていると、彼はまた先程のようにくすりと笑った。
そして、ジェミンくんはなんてことないような、いつも通りの声色で呟いた。
「ねぇ、Aちゃん」
『うん』
「火のない所に煙はなんちゃら、なんて言葉あるでしょ」
『？.....あるけど、』
「その火、俺がつけたんだよ」
「俺、Aちゃんのこと好きだから」
そう言って呑気に教科書を取り出し始めたジェミンくんを前に、
少しずつ言葉の意味を理解した私は、頬がじわじわと熱くなるのを感じた。
顔、真っ赤だね、なんて
ふわりと笑うジェミンくんがあまりにも綺麗で。
｢よかった、不意打ちが効いたみたいで｣
子供のように無邪気な笑みを浮かべた彼に、私はなんだか目眩がした。
(やっぱり、ジェミンくんは変な人だ)
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ベニ(プロフ) - パピ子さん» わ！ありがとうございます〜！2も出来ましたので、また読んでいただけると嬉しいです🥰 (2022年12月29日 22時) (
レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
パピ子(プロフ) - やったぁー٩(●˙▽˙●)۶Part2楽しみにしてます！！ (2022年12月29日 0時) (レス) @page48 id: 504443380d (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - jenさん» なんと嬉しいお言葉、ありがとうございます🥹親子シリーズ、ありですね...笑 ほかのメンバーのお話もぜひ書きたいと思いますので、気長にお待ちください〜！ (2022年12月28日 13時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
jen(プロフ) - こんばんは…！いつも楽しく読ませていただいています 甘い…甘くてヘナヘナです｡:.ﾟஐ⋆*･:*ジェノくんステキ！ドリムちゃんたちみんな見てみたいです (2022年12月28日 0時) (レス) @page46 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - るんるさん» ありがとうございます...！来年のクリスマスのご予約ですね？笑 ご期待に添えるようにがんばります🥰 (2022年12月26日 22時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベニ | 作成日時：2022年11月30日 18時
