今日もあなたと (MK) ページ8
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「よし、これで終わり、っと」
『うん、ありがと。手伝ってくれて』
いいっていいって、と笑ったマークくんは、椅子を元の場所に片付け始める。
ふと窓の外を見ると、もう日も沈みきっていた。
私とマークくんは同じクラス、そして同じ学級委員だった。
今朝職員室に呼び出されて、頼みたいことがあるんだと担任から渡された大量のプリント。
どうやら次の生徒総会で使うらしく、そのホチキス止めをしてほしいそうで。
内心めんどくさいなぁと思いつつ、放課後1人残って作業をしていると、いつの間にいたのだろうか。
ガタン、とマークくんが私の机を挟んで向かい側に座った。
『え、あの、』
「これ、どんくらい作んの？」
『そ、んな、いいよ！私1人で大丈夫だから！』
「俺だって学級委員だし。それに、2人のほうが早いじゃん」
そう言って机の上の資料とにらめっこするマークくん。
それなら、と素直にお願いすることにしたけど、実際彼とちゃんと話すのはこれが初めてで少し緊張してしまう。
4月に新しいクラスになって、委員会が決まったとき。
ジャンケンで負けてしまい不本意ながら学級委員になった私は｢よろしく｣と眩しく笑うマークくんに、その当時は会釈しかできなかった。
だって、あのマークくんだもん。
言わずと知れたバスケ部のエースで、学年一とも言われるくらい格好良くて。私なんかと違って、常にクラスの中心にいる人だ。
それなのに今、そんなマークくんと教室で2人きり。
「今日、ちょうど部活が休みでさ」
『へぇ、』
「ったく、あの先生も人使い荒いよなー」
始めは正直気まずくて、何を話せばいいのかも分からなかったけど、話してみると意外と話しやすい気さくな人だった。
あまり会話が得意ではない私のペースに合わせて、話題をふってくれるマークくん。
いつも賑やかな男子(ジョンウくんとか)と一緒にいるから、すごく活発で、いわゆる陽キャと呼ばれるようなタイプなのかと思っていたけどそんなことはなくて。
気付けば、時間はあっという間に過ぎていった。
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ベニ(プロフ) - パピ子さん» わ！ありがとうございます〜！2も出来ましたので、また読んでいただけると嬉しいです🥰 (2022年12月29日 22時) (
レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
パピ子(プロフ) - やったぁー٩(●˙▽˙●)۶Part2楽しみにしてます！！ (2022年12月29日 0時) (レス) @page48 id: 504443380d (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - jenさん» なんと嬉しいお言葉、ありがとうございます🥹親子シリーズ、ありですね...笑 ほかのメンバーのお話もぜひ書きたいと思いますので、気長にお待ちください〜！ (2022年12月28日 13時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
jen(プロフ) - こんばんは…！いつも楽しく読ませていただいています 甘い…甘くてヘナヘナです｡:.ﾟஐ⋆*･:*ジェノくんステキ！ドリムちゃんたちみんな見てみたいです (2022年12月28日 0時) (レス) @page46 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - るんるさん» ありがとうございます...！来年のクリスマスのご予約ですね？笑 ご期待に添えるようにがんばります🥰 (2022年12月26日 22時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベニ | 作成日時：2022年11月30日 18時
