. ページ32
.
彼の前で正座をさせられて早30分。
そろそろ足も痺れてきた頃だ。
すぐにでも足を伸ばしたいところだがそれすらも許さない笑顔の圧力を発しているのが目の前の彼、ナ・ジェミンである。
確かに私が夜1人で外出することを許さない彼に、黙って仕事仲間との飲み会に行ったのはまずかったかもしれない。
女子だけならまだしも、男子もいたのならなおさら。
だって言ったら絶対行かせてくれないんだもん。
私だって少しくらい同僚とわいわいしたいし....(開き直り)
それはともかく、このままでは朝までこの体勢なのでそれは流石に避けたい。
なんとか言い訳つけないと。
『あ、あー、そうだ！私、持ち帰ってきた仕事が「だーめ」
そっと立ち上がって逃げようとすると、左手をぐっと捕まえられる。
そしてそのまま流れるように身体を持ち上げられてベットに投げ出された。
『ジェ、ミン？えと、 』
「やっぱり、言うこと聞かない子にお仕置きは必要でしょ？
大丈夫だよ、時間はたっぷりあるから」
「明日がお休みでよかったねぇ？」と、目を細めてうっとりとした表情を浮かべたジェミンが私の両腕を絡めとって。
悪魔のように妖艶な笑みを浮かべて、私を見下ろす。
「あー、他の男と同じ空間にいたとか、ほんっと許せないなぁ」
『っひ、ぁ』
首元に顔を埋められるとちゅ、という音と共に小さく痛みが走って。
そして私の耳元に顔を寄せ、色気が滲む低音でそっと呟いた。
「絶対、逃がさない」
獣ような瞳に捕まえられて、ぞわりと嫌な予感が背筋を流れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 949人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベニ(プロフ) - パピ子さん» わ！ありがとうございます〜！2も出来ましたので、また読んでいただけると嬉しいです🥰 (2022年12月29日 22時) (
レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
パピ子(プロフ) - やったぁー٩(●˙▽˙●)۶Part2楽しみにしてます！！ (2022年12月29日 0時) (レス) @page48 id: 504443380d (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - jenさん» なんと嬉しいお言葉、ありがとうございます🥹親子シリーズ、ありですね...笑 ほかのメンバーのお話もぜひ書きたいと思いますので、気長にお待ちください〜！ (2022年12月28日 13時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
jen(プロフ) - こんばんは…！いつも楽しく読ませていただいています 甘い…甘くてヘナヘナです｡:.ﾟஐ⋆*･:*ジェノくんステキ！ドリムちゃんたちみんな見てみたいです (2022年12月28日 0時) (レス) @page46 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ベニ(プロフ) - るんるさん» ありがとうございます...！来年のクリスマスのご予約ですね？笑 ご期待に添えるようにがんばります🥰 (2022年12月26日 22時) (レス) id: e864c7390a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベニ | 作成日時：2022年11月30日 18時
