みその の ともだち ？ ページ14
御園、リリィに知り合って、自分の武器を自在に操る特訓に付き合ってもらって早数日。
「なあ、御園」
「何だ城田。下らない質問は却下だぞ」
「まだ言ってもないのに言うなよ。……じゃなくて、お前には、大切な友達とかいないのか？」
「なっ……」
「ほら、学校とかでさ」
「キサマちゃんは……病弱で強気だけど実は友達がほしいツンデレキャラだとみた」
「ツンデレってとこは同意するな」
「……別に、友達なんていない。大勢で群れていたって、何の得にもならないだろ」
「……御園」
御園はふい、と顔を逸らした。ただ、どこか懸念が混じったような表情が気に掛かった。
「とか言ってますが、御園にもちゃんと居るんですよ。それも女の子のお友達が」
にこやかな笑みを浮かべたまま、リリィは嬉しそうにそう言った。途端、御園のつんとした顔に動揺が走った。
「へえ、どんな子なんだ？」
「高校入学初日から御園に熱心に話しかけに来てくれてましてねえ。御園が数日休んだ時も、よくお見舞いに来てくれたり、学校に行った日は────」
「好い加減にしろ！別に、Aはその、と、ともだち、とかではなくてだな、」
「ああ！そういえば御園、彼女のことが────」
「それ以上は言うなリリィっ！！」
それまで椅子に座っていた御園が、勢い良く立ってリリィに抗議した。と言ってもその顔は耳まで真っ赤になっていて、いつものような凄みは全く無い。
「まさか恋バナに発展するとはな……」
「キサマちゃんも隅に置けねーなあ」
「お前達も勝手なことを言うな！」
「アホ毛動いてるぞキサマちゃん」
確かにクロの言う通り、一本重力を無視した御園のアホ毛はぴょこぴょこと左右にはねていた。
「というか────彼女を名前で呼んでいる以上、言い訳なんて効かないようなものですよ」
またリリィが嬉しそうに発言し────御園はそこで一度固まって、ばたりと後ろの椅子に倒れ込んだ。
「おや、もうこんな時間でしたか」
「すみません、最後の方変な質問しちゃって……」
「いえいえ良いんですよ。私も御園をからかうのは楽しいですから」
「程々にしてやれよー……」
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かとずら+きな粉+氷ザトウ(プロフ) - あられさん» ご返信ありがとうございます。面白くて魅力的で大好きなもので勇気を出してお声をかけさせていただきました。大好きですか…！良いですよね…。ゆるヤ/ン/デ/レ/…いいですね。此方こそ素敵な夢を見させていただきましてありがとうございます…！ (2018年9月18日 10時) (
レス) id: ba2f910ebf (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 初めまして、あられです。コメントありがとうございます〜！私もヤ/ン/デ/レ大好きです。結末などは特に決めてませんがゆるゆるとヤ/ン/デ/レて行く予定ですのでよろしくお願いします(´∇｀) (2018年9月18日 1時) (レス) id: af07f34d99 (このIDを非表示/違反報告)
かとずら+きな粉+氷ザトウ(プロフ) - 可愛いの一言につきます。ヤ/ン/デ/レ/と言うことですがお話が進むに連れ露になって行くのでしょうか。/ヤ/ン/デ/レ/は大好きな物の一つですのでわくわくします。長文失礼致しました。 (2018年9月17日 22時) (レス) id: ba2f910ebf (このIDを非表示/違反報告)
かとずら+きな粉+氷ザトウ(プロフ) - 初めましてかとずらと申します。題名に惹かれ閲覧させて頂きました。文章力と夢主さんさんの可愛さ、御園とのやりとりがもう、 (2018年9月17日 22時) (レス) id: ba2f910ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2018年9月17日 0時
