泉(姉)は、太宰治という人物に手を焼いています。

第三話 ヨコハマギヤングスタアパラダヰス 5 ページ17

＿＿こいつはボクが殺 す

ドドドド

チュインチュインフッ

!?
谷「ボクの細雪は雪の降る空間そのものをスクリーンに変える」

樋「なっ…何処だ」

谷「ボクの姿の上に背後の世界を『上書き』したもうお前にボクは見えない」

樋「しかし姿は見えずとも弾は中る筈」

谷「大外れ」
「タヒんで終え！」

ｺﾞﾎｺﾞﾎ ｽｯﾄﾞｻｯ

「ﾀﾋを慴れよ殺しを慴れよﾀﾋを望む者等しくﾀﾋに望ままるが故に」

＿＿この人に会ったらダメですよ？会ったら逃げることをお勧めします
私でも、あの人と戦うのは御免です＿＿

?「お発にお目にかかる僕は芥川」
芥「そこな小娘と同じく卑しきポートマフィアの狗」

樋「芥川先輩ご自愛を此処は私1人でも」ｽﾊﾟｰﾝ

芥「人虎は生け捕りとの命の筈片端から打ち殺 してどうする役立たずめ」
樋「スミマセン」

敦「人虎…生け捕り…?あんたたち一体」

芥「元より僕らの目的は貴様一人なのだ人虎」
「そこに転がるお仲間はいわば貴様の巻き添えだ」

敦「僕のせいで皆が」

芥「然りそれが貴様の業だ人虎貴様は生きているだけで周囲の人間を損なうのだ
自分でも薄々気がついているだろう?」

『羅生門』

ﾄﾞｯ シュウウウ

芥「僕の『羅生門』は悪食凡るモノを喰らう抵抗するならば次は脚だ」

＿＿＿飛ばしまーす＿＿

芥「羅生門『叢』」

太「はぁーいそこまでー」

樋「貴方は探偵社の何故此処に」

太「美人さんの行動は気になっちゃう質でね」
「こっそり聞かせてもらった」

樋「真逆盗聴器!?」
「では最初から私の計画を見抜いて」

太「そゆこと」にっこり
「ほらほら起きなさいよ敦くん３人も負ぶって帰るの厭だよ私」ペチペチ

敦「ぅ…」

樋「待ちなさい生きて帰す訳には」

芥「ククククク止めろ樋口お前では勝てぬ」
樋「芥川先輩でも！」

芥「太宰さん今回は退きましょうしかし人虎の首は必ず僕らマフィアが頂く」

太「なんで?」

芥「簡単な事人虎は闇市で七十億の懸賞金が懸かっている」
「探偵社には孰れ伺いますその時素直に渡すも良し渡さぬなら」

太「戦争かい？いいねぇ元気で」
「やって見給えよやれる者なら」

樋「零細探偵社如きが我らはこの町の暗部そのもの傘下の団体企業は数十を数えこの町の政治経済の尽くに根を張るたかが十数人の探偵社如き3日と待たず灰と消える」

太「その位知ってる」
芥「然り誰よりも貴方は悉知している元ポートマフィアの太宰さん」

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