雪降る男の体調不良3 (ページ8)

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紫×貧血ページ8

▶︎最年長の涙
(コロナがない世界)

iw
待ちに待ったデビューコンサート。
だからみんな気合いが入っていて。

ラストの２日間を3公演に設定したんだ。

それが、こんなことになるなんて。

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iw「よっしゃあ気合いいれてくぞー！」

「うぇーーーい」

走り出した1日目。お客さんの笑顔が眩しい。
その笑顔に答えたくて、俺たちも全力のパフォーマンスをする。

mm「佐久間くん、足は？」

sk「痛み止め飲んだから大丈夫。いやー申し訳ないね」

佐久間はリハ中に右足を捻挫してしまって、予定していた台宙は
俺とダテ様の2人に変更。

今は笑顔のこいつも、足を捻ったときは泣きそうなくらい落ち込んでたんだけど、

sk「楽しまなきゃ損だから、俺が出来ること精一杯やるわ！」

もう大丈夫そうだな。

1公演目が終わればそのまま反省会。

9人が一部屋に集まって、次の公演に向けての話し合いだ。

fk「うわーーーつっかれたぁ」

ru「大丈夫、おじいちゃん？」

fk「おじいちゃんじゃねぇよ！」

部屋に入るや否や、机に突っ伏す最年長。

nb「あいつ、最後の公演まで持たねえんじゃねえの？」

そんなこと、

笑い話のはずだったんだ。

スタッフ「初日やってみての変更点ある？」

スタッフさんと反省会が終わって、楽屋に戻るんだけど。

動かないのが約1名。

iw「おい、ふっかぁー帰るぞ」

fk「照ぅーおんぶ」

kj「ふっかさん、きもっ！」

fk「きもってなんだよっ！」

iw「ふっか、疲れてるなら家で休みな」

ふわふわなのはいつものことだけど、
ここまでダラダラしてるふっかは珍しくて、一緒に楽屋に戻った。