雪降る男の体調不良3 (ページ44)

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ーーーーーーfk

fk「、、おい阿部？、、佐久間どうよ？」

リハ前に聞けば、

ab「うん、、、佐久間は大丈夫っていってる、、」

煮えたぎらない答えの正体は、

佐久間の元気すぎる姿かな。

本当に元気なのか、無理してるのか、あいつ演技力高いからわからなくなるんだよな。

だけど、リハ中はいつも通りの佐久間で、途中からは心配することも無くなった。

リハが終われば、反省会。

sk「おまたーーーー！！」

心配の対象は、トイレに行って戻ってきたけど、大丈夫そうか。

ーーーーーーsk

反省会が終わってホテルに戻る。

トイレで戻してから心なしか体調が良くて。

ホテルに戻って、空っぽの胃にご飯を入れて、ベットにダイブする。

nb「、、ねみぃ」

ab「、、翔太、はやっ笑」

翔太が一足早く寝れば、それに伴うように睡魔が襲う。

”明日は大丈夫”

そんな根拠のない自信を胸に抱いて眠りについた。

んだけど、、、、

sk「、、、、ん、、」

胃の不快感で目が覚めたのは夜の2時。

sk「、、さむっ、、、ゲホッゲホッ」

起きあがろうとするけれど、体の怠さが行手を阻む。

今日の朝よりも、格段と悪い体調。

なんとかトイレに行けば、

sk「､ｳｪｪｪｪｫｪｪ」

夜に食べたものが全て出てくる。

トイレの壁に持たれて便器に顔を埋めることしかできない。

sk「、、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

生理的な涙も出てきて、視界も少しずつボヤけてくる。

だめだ。バレちゃいけない、、。
もう、、みんなに心配をかけちゃいけない、、、。

吐瀉物を流して立ちあがろうとした時、

「、、、さくま？」

誰かの声が聞こえた。