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ーーーーab

飛行機から心配な対象が1人。

顔はいつも以上に真っ白で。
袋を当てれば、ケポケポと胃液を吐いていて。


明日のリハまでには、体調良くなればいいなぁ、、と思いながらも、一応みんなに知らせておくか、、と

佐久間以外のLINEを動かす。


nb「、、阿部ちゃんももう寝よ?」

ab「、、うん。そうだね」


連絡を済ませば、夜になっていて、明日のリハのために俺たちも眠りについた。



ーーーーーーsk

11月4日。

「、、さくま?起きれる?」

優しい阿部ちゃんの声がする。

と、同時に、絶望的な身体の怠さを感じる。


nb「、、、お前、、体調悪いの?」


翔太が何気なく俺の体調を聞いてくる。


飛行機から、なんともいえない浮遊感を感じてて、
みんなとお喋りしたいのに、布団にくるまってたら寝てしまってた。


ただ酔っただけかと思ってたのに、、。


蓋を開けてみれば、絶不調。


俺の体調に気付いてる2人を心配させたくなくて。


sk「、、はぁーー!良く寝た!!!佐久間さん復活でありまーす!」


いつも通りの佐久間さんを必死に演じる。


ab「、、ほんと?」


阿部ちゃんの手が俺に伸びてくるのを瞬時に避けて、

sk「俺、シャワーあびていー?」


そういって1人の空間に逃げれば、

フラフラする身体と、熱い吐息が、鈍感な俺にも”高熱”を理解させるのに十分だった。


頬を両手でたたいて、渇をいれる。


sk「、、ファンのみんな、、幸せにして、、あげなきゃ。」


俺は生温いシャワーを体に当てた。






リハ場につけば、メンバーからの心配の視線が痛い。


阿部ちゃんあたりが、きっと連絡を入れてくれたんだろう。


だからこそ、

sk「、、おはよーーー!」


俺は絶好調な佐久間大介を演じた。



去年の捻挫で、ファンの皆にも、そしてメンバーの皆にも
心配をかけちゃったから、、、。



今年は完璧にやり切るんだ。


そう思えば、
アドレナリンが出るのか自然と力が湧いた。


リハが始まった。

メンバーからの視線を感じたが、頭と体をフル回転させれば
あっという間にリハの時間は終わったんだけど、



終わった途端、


疲労感と気持ち悪さと悪寒が一気に襲ってくる。


フワフワする体、熱いのに、、寒い。


メンバーにはバレないようにトイレに向かい、
扉を閉めれば、



sk「、、ウォォォェェェ、、ゲホッゲホッ」


誰にも気付かれないように、嘔吐した。

.→←桃×高熱



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作者名: | 作成日時:2021年11月25日 4時

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