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sk


突然だった。


ふっかとアクロを合わせて、バク宙の着地をした時、
ドクンッと大きな脈を打ち、一瞬、動けなくなった。


fk「、、、佐久間、、、、足やった?」


動かない俺を見て、捻挫したと思ったのか、ふっかが心配そうに駆け寄ってくる。


sk「、、いや、、、なんか胸が、、でももう大丈夫」


本当に一瞬、心臓が飛び出るくらいのはじめての胸の感覚がした。

でも一瞬で胸の違和感はなくなり、練習に戻った。




iw「一回合わせよう」



照の掛け声で、個々に振り入れをしていたメンバーが集まり、
構成を確認していく。

胸の痛みは治ったんだけど、


nb「見えてきたな」

fk「いけるな、」


動き続けているうちに、また、あの違和感が襲ってきて。

バク宙の着地をした時、

sk「、、ゥ、、、、」


ドクンとする胸の痛みに動きを止めてしまった。





ーーーーーru


sk「、、ゥ、、、、」


まただ。

さっきも、バク宙したあと、佐久間くんが一瞬歪んだ表情をしたのを見ていた。



ru「佐久間くん!」


みんなの視線が佐久間くんに集まる。


kj「どしたん?????」



床に手をついて、胸を抑えて歪んだ表情を浮かべてる佐久間くん。

ささっと阿部ちゃんが佐久間くんの背中を支える。



fk「佐久間?お前、調子悪い?さっきも胸抑えてたろ。、」


sk「、、いや、、大丈夫、、。ちょっとドクンッてして」



聞いたことがないくらいのか細い声。
それでも立とうとする佐久間くんを阿部ちゃんが支える。


ab「無理しないで、佐久間」

iw「アクロやめる?」


sk「いや、、平気!」


たしかに、残された時間も少なくて、今から構成を変えるなんて
ほぼ無理に近い。


だけど、、、


胸の痛み、、ドクンと脈を打つ、、、、
保健の授業で習ったことを思い出す。



ru「佐久間くん、、、不整脈じゃない?」



その言葉に、みんなの呼吸の音が一瞬止まる。



sk「、、いや、俺大丈夫、、だからさ!」



佐久間くんの口癖じゃん。いつも、大丈夫ってさ。


でも、誰かが辛い時は、みんなでカバーするのが
SnowManじゃんか。



ru「無理したら、命に関わるかもしれないんだよ」


sk「いや、ラウ、大袈裟だってぇー」


そうやって笑う佐久間くんだったけど、




iw「ふっかとの交差のアクロバット俺がやる。佐久間アクロやるな」



岩本くんの機転で、佐久間くんのアクロバットはなしになった。

.→←桃×不整脈



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作者名: | 作成日時:2021年11月25日 4時

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