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fk

気力で乗り切った公演からすぐ行われる反省会。

最年長だから、俺も意見を出さないといけないのに、
下を向いていないと体を保てない程の気持ち悪さに襲われる。



あ、やべぇ、、吐く。


汚いところをみせたくなくて静かにトイレに向かおうとしたけど
俺の体はいうことを聞いてくれずに、しゃがみ込んでしまった。


何も出ないほどに吐ききると、怠さが込み上げてきて、
意識が遠のく。



次に目を開けた時は真っ白なベットで寝ていた。


dt「ふっか?」

fk「うわぁっ!」


目の前にダテさんの顔。


dt「そんな驚く?」

iw「どう?体調は?」


心配そうに見つめる2人に、自分がやらかしたことを悟る。


fk「反省会、、ごめんな。もう大丈夫だから、、」

起き上がりたいのに目が眩む。

iw「まだ寝ときな。みんなも別室でケア中だから」


目を開ければグランと歪む視界。
起き上がれもしない体。あと2日、6公演あるんだぞ?
俺、ちゃんとやれるのか??


不安が涙となり頬を伝う。



iw「ふっか。」

fk「ご、、めん、、俺、、最年長、、なのに、、」


自分の不甲斐なさに腹が立つ。

iw「あと6公演、楽しむために、病院いこう。」

そんな俺の気持ちを落ち着けるように
照は優しく笑った。


ーーーーーーーiw


診断されたのは貧血で、

なんとなく疲れが残ってたのも、
食事が喉を通らなかったのも、
ライブ中の立ちくらみも、、全て貧血のせいだったらしい。


点滴を打ってもらい、今日は俺の家でお世話をする。


iw「ふっか、気持ち悪くなったら言ってね」


fk「う、、ん。」


ふっか側の窓を少し開け、暫く車を走らせ俺の家に着く。


fk「、、、ひか、、、」

ふっかの弱々しい声。

iw「気持ち悪い?ここに出して」


fk「ヴォォォォォエッ」

点滴を打った体はさっきよりはマシになったみたいだけど、
車の揺れと目眩にはかなわなかったみたいだ。



fk「、、しゃ、行ける」



少しグラつくふっかの体を抑えながら、俺の家に運ぶ。




fk「、、ひかる」

iw「どした?」

足を高くしてふっかをベットに寝かせると、ふっかは目に涙を浮かべてて。



fk「、、、俺、、、6公演、、持つかなぁ、、?」



綺麗な指先で顔を覆いながら、肩を震わせるふっか。





iw「、、大丈夫。俺がいる。みんながいるから」




ふっかが倒れそうになったら、俺が手を引いてやる。
だから、最初で最後の景色を







一緒に楽しもう。




▶︎最年長の涙2へ続きます。

紫×貧血2→←.



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作者名: | 作成日時:2021年11月25日 4時

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