落下 ページ48
A
その日は突然だった。
またSnowManがお見舞いに来てくれるのを待ちながら、家から持ってきたパソコンでSnowManのYouTube鑑賞。
dance practice動画を見て、アクロのクオリティの高さに病室で1人で湧いていた。
ふと、窓の外を眺める。
SnowManとの出逢いから、1人でいる時も1人じゃないって思えたの。
手帳を開いて今日の日記を書く。
最近はね、本当に一言しか書いてないんだけどちゃんと続いてるんだ。
今の気持ち、、、
あ。
これ、いいかも。
”1人じゃないって最強だ”
いい言葉。
一言書いて手帳を閉じようとした時、
「ｲｯﾀｯｯｯｯｯ」
強烈な胸の痛みに支配される。
「ｳｫｫｴｪｪｪｪｪｹﾞﾎｯ」
間髪いれずに、
真っ赤な血が口から勢いよく溢れる。
え、何、、、これ？
あの時とおなじ、いや、
あの時よりきつい、、、。
力を振り絞りナースコールを押すとすぐに先生は来てくれて、目つきが鋭くなる。
藍沢「どこ痛い？気分は？」
大丈夫って強がれないほどに胸が痛くて血が口から溢れ出してくる。
「む、、ね、、いたい、、、」
耐えきれない痛みを先生に伝えると意識を手放した。
ｰｰｰｰｰ藍沢
「やっぱり、、、」
705号室 Aさんのレントゲン結果は
当たってほしくない予想が的中した。
ICUから運ばれてきたとき、出血量に見合わない怪我だと思っていた。
でも、検査しても異常はなくて、彼女自身も、後遺症も治ってきたと言っていたけど、、、
俺は腑に落ちなかった。
骨折だけ、じゃない、、、。
俺がそう確信したのは外出を許した時。
運んでくれた背の高いコワモテの男から
iw「血を吐いた」
と聞いた時から。
その原因は、
「肺挫傷、、、からの合併症」
俺が予想していたものよりもさらに、ヘビーな現実だ。
1人の患者に肩入れしてるわけではない。
ただ、彼女はやっと前を向いて進み出したばっかりだ。
”ピーピーピー
タイミング良く、
705号室からのナースコール
悪魔が来たか。
俺は、看護師さんを差し置いて、すぐに705号室に向かった。
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プリン。(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです！応援してます！ところで、藍沢先生って某ドラマの、、意識してなかったらすみません！！ (2021年9月26日 20時) (
レス) @page50 id: 5bbd81366c (このIDを非表示/違反報告)
弓道ちゃん♪(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみしています！ (2021年9月16日 18時) (レス) id: 872209169d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2021年9月3日 0時
