落ちてきた堕天使 (ページ6)

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まっすぐページ6

ここからオリジナルストーリー&オリキャラの名前だけ出てきます。

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リトルガーデンに一年もいなくてよくなったため、私たちは船へと向かった。

ド「堕天使か。」

貴「っ…！」

進んでいた足を止め、振り返る。

貴「なぜ…そのことを…！」

ブ「いや、あれは半分だな。」

まさか、そこまで見抜かれているとは思わなかった。ギリっと奥歯を噛み締める。

ド「それにしてもあいつにそっくりだ！！ゲギャギャギャ！！」

ブ「だな！名前はなんだったか！ガバババ！！」

もしかしたら、そう思った矢先、無意識に口から言葉が出ていた。

貴「……シャナ。」

「「おお！それだ!」」

体が小刻みに震えているのがわかった。涙がポロポロとこぼれ落ちる。ああ、やっぱり…やっぱり…

貴「母様は…地上にいたんだ…！」

ブ「そうか!シャナの子か！にしても、なぜ堕天使なのだ。」

貴「………」

私が言い淀んでいると…

ル「おーい！！Aー！！出航するぞー！！」

貴「！！ごめんなさい。今はまだ、言いたくありません。」

ド「そうか！まあ、また来い！歓迎してやる！」

貴「！はい！」

ル「何してたんだ?」

貴「ちょっと話してただけ!」

ル「あ！おっさんたちだ!」

ウ「見送りに来てくれたんだな!」

ブ「この島に来たチビ人間どもが…」

ド「次の島へ辿り着けぬ最大の理由がこの先にある。」

風が吹き海賊旗が揺れる。それに島には堂々と立つ、二人の姿。

ド「お前らは決死で我らの誇りを守ってくれた。」

ブ「ならば我らとて…いかなる敵があろうとも」

ド「友の海賊旗(ほこり)は決して折らせぬ…！」

ブ「我らを信じてまっすぐ進め！たとえ何が起ころうとも真っ直ぐにだ！」

ル「わかった!まっすぐ進む!」

「「お別れだ。いつかまた会おう。必ず」」

ナ「見て!前！！」

海が揺れる。

ド「出たか。“島食い”」

ブ「道は開けてもらうぞ。エルバフの名にかけて！」

現れたのは大きな金魚。

ナ「舵を切って！！」

ル「まっすぐだ!」

ナ「ルフィ！！」

ウ「まっすぐ！！」

ナ「ウソップまで！！」

「「まっすぐ！まっすぐ！！」」

＿＿＿覇国！！！＿＿＿

そう、聞こえた。気がつくと、真っ暗だったのが一面の青に変わった。

＿＿＿島から聞こえてきたのは、二人の笑い声だった。