落ちてきた堕天使 (ページ14)

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昔話1 ページ14

オリジナルストーリーです。結構深く関わってくるかも？

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あるところに、一人の少女がいました。少女は空高くに浮かぶ島、空島よりもはるかに高いところ…天空と呼ばれる場所にある国の王女様でした。

そんな少女の母親は国の誰もが認めるほどの凄腕の医者でした。少女はすごくすごく母親のことを尊敬しており、将来は同じような医者になると思っていました。

ですが、少女には才能がなく、勉強をたくさんしても、たくさん努力しても、失敗ばかりでした。落ち込んでいた少女に声をかけたのは母でした。母は言いました。

『医者じゃない才能が貴方にはあるのよ。』

少女はその言葉を聞き、泣きそうになったのと同時に、自身が一番好きだった剣術に励むことにしました。その中でも最も得意だったのはナイフでした。少女は騎士団長をも倒せるほどに成長していきました。

そんなある日、母から下界の話を聞きました。
国に伝えられている下界についての話は

＿＿＿悪の塊、不純で汚れたものたちの集まる場所＿＿＿

と言うものでした。
ですが、母の話は違います。

＿＿＿人々は優しく、ここにも負けないくらいの彩りの良い景色がたくさんある＿＿＿

少女は目を輝かせながら問います。

『なぜ、母様はそんなこと知っているんですか？』

母は言い淀みます。しばらく経って返ってきたのはこうでした。

『いつかわかるわ。』

うまくはぐらかされた気がした少女は不満と好奇心を胸に帰路につきました。ですが、その会話を聞いていたものが一人いました。その者は王に告げ口をし、母は不純なものとして殺されました。

少女は復讐を決意しました。
必ず、王を亡き者にすると………

題名変えました!by作者