落ちてきた堕天使 (ページ11)

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夢ページ11

サ「あのうさぎ共絶対ゆるさねぇぞ畜生！！」

ル「どうしたらいい！？サンジ！！」

サ「知るかよ！！とにかくナミさんとAちゃんを死んでも守れ！！」

現在私たちは雪崩から逃げている。
原因は少し前、ラパーンとの戦闘が始まった後。
ラパーンは頭がいいのか、雪崩を起こし、わたしたちを倒そうとしてきた。その雪崩から逃げているのだ。

貴「ごめん…二人とも私…」

ル「A！？」

ゴホッと血を吐き、そのまま、手を離した。正確には、離してしまった。そのまま、雪崩に巻き込まれてしまった。

＿＿＿＿A、

＿＿＿＿地上にはね、面白いものがいっぱいあるのよ。

＿＿＿＿大きな人、手が長い人、魚のような見た目の人…

＿＿＿＿まだまだ、たくさん。

＿＿＿＿大丈夫よ。

＿＿＿＿いつか母様が連れて行ってあげるからね。

_______奴を殺せ！！

_______下界に降り、汚物共に惑わされたものだ！！

_______悪魔だ！！

_______悪魔だ！！

目の前には燃え盛る家。母様のためだけに作られた家。母様との思い出が詰まった、温かい家。外へと連れ出される死体。ぐちゃぐちゃになった、母様“だった”もの。

貴「母…様…」

_______あいつはお前の母親ではない。

_______悪魔だ。

違う。母様は悪魔じゃない。本当の悪魔は…

私は、暗い暗い闇の中へと吸い込まれて行った。