プロローグ ページ2
＿＿＿落ちていく。
＿＿＿下へ、下へと。
＿＿＿殴れなかった…
＿＿＿“あいつ”を…
＿＿＿一発も殴れなかった…！！
＿＿＿憎い、憎い憎い憎い！！
＿＿＿“あいつ”が…！弱い自分が…！
＿＿＿憎い！！
＿＿＿挙句の果てには、“呪い”までつけられて…！
＿＿＿ごめんなさい…
＿＿＿ごめんなさい…母様…
そこで私の意識は途切れた。
＿＿＿ただ堕ちていくだけ。
ルフィside
ル「なぁーウソップ〜釣り竿作ってくれよー」
サンジが作ったジュースを飲みながらウソップに言う。
ゾ「釣りか、良いな」
ウ「よーし任せておけ!この俺様がアーティスティックな釣竿を作ってやる!」
ル「おぉ〜！！頼んだぞ!ウソップ!」
すると船の上に影ができた。上を見てみると何かが降ってきている。
ル「なあ、ゾロ。あれ鳥か?」
ゾ「あ？」
そう聞けば上を見上げるゾロ。
ゾ「！！違う！人だ！」
「「！？」」
上から降ってきた人は海へと叩きつけられた。俺は無意識のうちに海へと飛び込んだ。
ゾ「！あのバカ！」
あ、そういえば俺泳げないんだった！←
落ちてきた奴と一緒に溺れる。
ル「おーぼーれーるー！！」
口を開けてしまい中に海水が入ってきた。その時ゾロに腕を引かれ、メリー号へと連れ戻された。
ゾ「テメェルフィ！お前泳げねぇくせに何海に入ってんだ！？アホか！！」
ル「す"…す"ひ"は"せ"ん"。」
涙目になりながら謝り、横を見る。そこにいたのは知らない女だった。
ル「こいつ誰だ?」
「「落ちてきた奴だよ！！」」
ル「おーい。生きてるかー?」
ペチペチと頬を叩きながら言う。
？「…っ！ゴホッゲホッ…！」
ル「お！目覚めたぞ!」
？「だ…れ？」
ル「俺はモンキー・D・ルフィ！海賊王になる男だ！」
…それが俺たちと女…Aとの出会いだった。
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作者名：レイ | 作成日時：2022年10月16日 23時
