炎炎ノ風来坊 (ページ17)

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14話ページ17

森羅は2人の隊員を掴んだまま叫んだ

森｢アーサー！猫女！A！｣

環｢助けてええあにゃああ！｣

ア｢…南無三。｣

『くそ、空中だと何もできない…』

森｢くっ｣

私とアーサーと環は為す術もなく落ちていく

すると何かが凄いスピードで上昇してきた

第1の大隊長だ

環｢バーンズ大隊長！｣

第1の大隊長は環を抱きとめ、降下し始めた

バーンズ大隊長は森羅に向かって

バ｢君はその2人を無事に地上まで送り届けるんだ。｣

森｢はい！｣

そういうと森羅は下降していった

ア｢あの…俺たちは？｣

バ｢下を見たまえ。｣

『え…』

アーサーの下を見ると第8のみんなは布を広げ待機していた

ということは私を受け止めてはくれないのだろうか

1人で落ち、1人で着地しろと…

恐る恐る自分の下を見てみると誰かがいた

まさか1人で私を受け止める気か？

というか、なんで…

いや、今はそんな事気にしなくていい

誰だかわからないけどその人に身を預けるしかない

桜｢臆するなアーサー！A！第8魂を見せろー！｣

などと大隊長が叫んでいた

ア｢第8魂って、自由落下しているだけだぞ。｣

『ほんとだよ…』

地面に近づくにつれて思わず目をギュッと閉じてしまった

ぶつかる…！

近くでﾄﾞｽ-ﾝという音が聞こえた

私には衝撃があまりなかった

受け止めてもらえたようだった…

『あ、あの、ありがとうございます。』

？｢…ったく、危なかっしくて危なかったぜ。｣

目を開けるとヘッドフォンをした男が抱きとめてくれたようだ

？｢怪我はないか？｣

『はい、大丈夫でした。』

そう言うとそっと降ろしてもらった

？｢お前、そんな細いと細くて折れそうだぞ。｣

『これでも筋トレとかはしてるんですけどね。』

ははっと笑った後、私はまた感謝を伝えた

『本当にありがとうございました。お名前、伺っていいですか？』