【ディアラバ】同居人はもう一人増えるそうです

同居人は12人 ページ15

小森ユイ、逆巻兄弟達、帰宅――

「はー、授業とか受けてもつまんねーだけだろーが……」

「だ、駄目だよアヤトくん。ちゃんと授業受けなきゃ…」


「赤点ギリギリが何言ってんだが……」

「あ！？んだよ、ダル男！！」

「赤点ギリギリの馬鹿が何ほざいてんだって言ってんだよ、あーうるせ…。」


「まったく……五月蝿いですよ、貴方達。黙りなさ……っ！？」

「ん〜？どしたのレイジ……っ？！」

「…？ライトまでどうしたんです……？………うわ、何ですかこれ…」


「？どうしたの、みん――……っ…？！」


私たちが目にしたものは


――家を出る前はとても綺麗だった大広間だ。


それが今見ているものはまるで別世界。


ソファが破れ、ガラスは割れ、床や壁には傷だらけ

あとは何故か分からない。火で焼けた様な跡がある。


「なに……これ………」



帰ってきてから想像もつくことのない、驚くべきことに

私たちは目を丸くして、ただ立ち尽くしているしかできなかった。


「っ…とにかく、部屋を片付けましょう。ほら、皆さんも手伝ってください。」

そうレイジさんが言った瞬間だった




『あっれー？もう帰ってきちゃったのぉー？？』




――私たちが、聞き覚えの無い声が部屋に響き渡ったのは。

同居人は13人→←同居人は部外者です(飛ばしても大丈夫です

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す