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百〇七話 同棲 ページ16

「Aさんってカカシ先生と同棲してるんですかッ!!?」
『…………うん…?』


……え?どした?

ガシッと私の肩を掴み、ぐわんぐわん揺らしてくるサクラちゃん 。
ちょ!力強っっ!!肩もげる!!!


「やっぱり!!私Aさんとカカシ先生の間には"師弟"の関係だけじゃ表しきれない何かがあると思ってたんですッッ!!そしたら納得、そう言う関係だったんですね!!!最初に思いを伝えたのはどっちですか!?カカシ先生のどんな所が好きなんですかッ!?付き合い始めてどのくらいッッ!?」

『ちょいタンマタンマ!!サクラちゃん一回落ち着いて!!どう、どう…』


思春期のうら若き乙女心に恐怖すら感じながら、取り合えず『落ち着いて!』を連呼した私。
やっと肩から手を離してくれたサクラちゃんだが、目がまだ光り輝いたままだ…。


『えーと、落ち着いて聞いてね?まず、私とカカシさんは付き合ってません。』
「え?、でも同棲…」
『確かに一緒の家に住んでは居るけど、同棲って言うより、私が居候させてもらってる見たいな感じだし…とにかく、そう言う関係ではない。』
「またまたー、照れてるんですかー?」
『本当だって!!』


どうしよう、全然聴いてくんない…

そう言えば、前に誰かが言ってたな…恋バナに興奮している時の女子ほど、耳を貸してくれない生き物はいないと…。

その時こそ笑って聞いていた言葉だが、今、この状況だと全然笑えない…。


「Aさんはカカシ先生の事嫌いなんですか?」
『嫌い…ではないけど……。』
「じゃあ、カカシ先生の事、好きですか?」
『好き……うーん………好きだけど、そう言う恋愛とかの方じゃなくて、師匠として好きって言うか……』
「また照れちゃって!!」
『だから違うって!!ホント!!』


バシバシ背中を叩いてくるサクラちゃんに、最早訂正するのも面倒臭くなってきた。

…また落ち着いてる時に、丁寧に説明しなければ………

一人でまたグビグビ呑んでるタズナさんを遠目に眺めながら、溜め息混じりでそんな事を思う私だった。

百〇八話 出発→←百〇六話 驚き



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設定タグ:NARUTO , はたけカカシ , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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キイラギ(プロフ) - スカイさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。面白いと言って頂き何よりです!更新再開は検討中ですが、気長に待って頂けたら光栄です。もしかしたら近々するかもしれません。 (2021年4月10日 17時) (レス) id: bbcff2f923 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ(プロフ) - とても面白くて、一気に読んでしまいました.....!もしまた更新再開して下さったら本当に嬉しいです。作者を陰ながら応援させていただきます。 (2021年3月28日 14時) (レス) id: 5b3c3774ee (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 瑠威さん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらい嬉しいです!今後もどうか宜しくお願いします! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 7df02dd123 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - 凄く面白かったです!続き楽しみにお待ちしてます! (2020年1月12日 0時) (レス) id: 248b7ead12 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» 前章でもコメントして下さった方ですよね!応援ありがとうございます!!こんな不束者の小説ですが、今章でも宜しくお願い頂けたら幸いです!! (2019年6月16日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キイラギ | 作成日時:2019年6月7日 20時

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