七十一話 卒業 ページ26
『…あれって割り込んでいいと思います?』
「ま、割り込んでもいいかも知れないけど…少なくとも空気読めないヤツだと思われるな。」
『じゃあ止めときます。』
もう太陽が顔を出し始めた明け方。
私達二人は、茂みの中にひっそりと隠れていた。
視線の先にいるのは、ナルト君とイルカ先生。
二人ともボロボロだし、横に中忍と思われる人がフルボッコにされてるしでいまいち状況が掴め無いが、どうやら事は片付いた様だ。
何か二人で話しているが、遠くで見守ってるため内容が聞き取れ無い。
…と、その時。
目を瞑ったナルト君の額に、イルカ先生が自分の額当てを着けた。
『!…あれって!』
「合格…ってことか?」
目を開けたナルト君は、自分の額に額当てが着けられている事に気づいたのか、ポカンとした表情をする。
しかしイルカ先生が何かを言うと、フルフルと唇を震わせ、イルカ先生に抱きついた。
『うーん、なんか感動って感じですね。…何言ってるか分かんないけど。』
「だな。」
『…もう帰ります?』
「あれ?割り込むんじゃないの?」
『いやー、なんかいい雰囲気だし…あと、眠いんで。』
「そうか…じゃ、帰るとしますか。」
ガサガサッと、二人に気付かれ無い様に立ちあがる。
『カカシさん。』
「ん?」
『今日こそは私がソファで寝ます。』
「懲りないねぇ。いっそ、一緒に寝てみるか?…いや、冗談だよ。そんな目で見るなって。」
爆弾発言(?)をしてきたカカシさんを軽く引き気味で見ると、困った様にそう言ってきた。
その姿が余りにも必死なんで、思わず吹き出す。
「え、ナニ?」
『…カカシさんって面白いですよね。』
「どういう意味よ…ソレ。」
『教えませんっ!』
『ささっ、速く帰りましょっ!』と、カカシさんの背中を押して、太陽に照らされた眩しい空へ足を踏み出した私だった。
原作も始まった事だし、これからが楽しみでしょうがないッ!
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キイラギ(プロフ) - 白銀月さん» コメント有り難う御座います!!いつも亀更新で申し訳ないです(汗)近々更新する予定なので引き続き宜しくお願いします! (2020年1月22日 21時) (レス) id: 722466c014 (このIDを非表示/違反報告)
白銀月(プロフ) - 更新待ってました!!これからも頑張って下さい(*´∀`*) (2020年1月7日 7時) (レス) id: 3a9bdddb3f (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» 応援ありがとうございます!!頑張ります! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - こちらこそ、ありがとうございます!応援しています! (2019年5月12日 22時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» コメント有り難う御座います!最近更新が遅くなってきてますが、気軽に読んで下さったら幸いです! (2019年5月12日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キイラギ | 作成日時:2019年1月2日 22時