六十〇話 顔岩 ページ15
次の日。
暖かい日差しと共に目を覚ました私は、背伸びをして布団から這い出た。
リビングに向かうと、そこには先に起きてたカカシさんの姿が。
『おはようございます！』
「おはよ。」
『今日いい天気ですねー！絶好の修行日和ですよ！』
そう言いながら窓を開けた私。
何とも言えない、心地良い風が頬を撫でる。
「朝食、何がいい？」
『えーっと…カカシさんのオススメで！』
「りょーかい。」
『いつもありがとうございます！』と、台所に立って料理をし始めたカカシさんに礼をする。
「どーも。……で？修行は順調？」
『ハイ！透明なんで分かりにくいですけど、良くなってきているとは思います！』
「そうか…今度また暇な時に見てやるよ。」
『あざっす！』
いつもと変わらない、平和な朝。
…と、その時だった。
「ギャハハハハハハハッ！」
『！』
突然窓の外から聞こえてきた声。
…ん？何事？
窓から、声のした方を覗く。
結構遠くから聞こえた気がするんだけど…
『…あれか？』
遠くに見える火影の顔岩に、人がぶら下がっていた。
ロープ一本を命綱にブランコの様にぶら下がっている。
…危ないな。あの紐切れたら終わりじゃん。
しかし、その危険を犯してまでやらなければいけない事があるのか、ぶら下がっている人は一行に降りない。
…って、顔岩になんか書いてない？
よくよく目を凝らすと、赤いペンキでバカだのアホだの顔岩に書いているではないか。
うおっ、度胸あるな…
顔岩の下の方からか、非難の声も聞こえてくる。
「コラーッ！！またイタズラしやがって！！」
「毎日毎日いい加減にしろ！」
「なんちゅーバチ当たりな！」
しかし、書いている本人に止める気配は無い。
それどころか一回転すると、こういい放った。
「バーーーカッ！！うっせんだってばよ！！」
…ん？“だってばよ”？
聞き馴れている誰かさんの口癖にそっくりで、眉を潜める。
まさか…
もっと目を凝らすと、ぶら下がっている本人は金髪で、額に青いゴーグルをつけていた。
もしかしなくてもあれって…ナルト君…だよね？
『なにやってんだアイツ…』
知り合いの度胸あるイタズラに、呆れて物も言えない私だった。
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キイラギ(プロフ) - 白銀月さん» コメント有り難う御座います！！いつも亀更新で申し訳ないです(汗)近々更新する予定なので引き続き宜しくお願いします！ (2020年1月22日 21時) (
レス) id: 722466c014 (このIDを非表示/違反報告)
白銀月(プロフ) - 更新待ってました！！これからも頑張って下さい(*´∀｀*) (2020年1月7日 7時) (レス) id: 3a9bdddb3f (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» 応援ありがとうございます！！頑張ります！ (2019年6月7日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - こちらこそ、ありがとうございます！応援しています！ (2019年5月12日 22時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 鶴さん» コメント有り難う御座います！最近更新が遅くなってきてますが、気軽に読んで下さったら幸いです！ (2019年5月12日 20時) (レス) id: 65879db91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイラギ | 作成日時：2019年1月2日 22時
