二十一話 鳥 ページ22
…なんか疲れた。
ガイさんが去って行ったあと再び椅子に腰を下ろした私は、ふう…と息を吐いた。
…今更だけど、あの人本当のホントにカカシさんの知り合いだったのだろうか?もしもそれを装おった敵だったりしたら……いや、それは無いか。
何故だか分からないが、まさに�熱血�という感じのあの人を見て、あぁ、きっとこの人はいい人だな。と判断した自分がいた。
真っ直ぐな光輝くガイさんの目を見て、自然にそう思えたのだ。
…さっきは空腹の余りさっさと追い出しちゃったけど、また今度会えたら話してみたいなぁ。面白そう。
そんなことを思いながら、私は箸を手に取った。
よし!カカシさんの手料理を今こそ食べる時!!
まずは一口分のサイズを箸でつまみ、口に運んだ。
いただきまーす…
『!、ウマッ!!!!!』
ふわりとした感触のオムレツを噛みしめながら、目を見開いてそう言った。
…え、ちょ、ナニコレ!?味といい香りといい
旨過ぎるっっっっ!!!!!
さすがは我が友が見込んだキャラ…優しい上に料理が得意とは…ちくしょう!!イクメンかよっ!!
あっという間にオムレツを平らげた私は、もうひとつの皿に置いてあったチーズサンドも数分経たない内に完食してしまった。
『…ご馳走さまー。』
…またご飯つくってもらお。絶対に。
そう思いながら、台所に食器を持ってこうとした時だった。
コンコンッ
『…ん?』
なにか硬い物をノックしたような音が聞こえてきた。…窓からだ。
…なんだろ?
眉をひそめながら、ゆっくりと窓に近く。
すると、そこには…
『タカ…だよね?』
窓の外から私を覗き込んでいる、大きな鳥が居た。
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キイラギ - 良い話と言って貰えて嬉しいです!リクエストは少し先の事になってしまうかも知れませんが、この話を完結出来るようバンバン投稿するつもりので、暇潰し程度にでも見てくれれば幸いです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 良い話です!最新とミリアさんのリクエスト頑張って下さいね! (2018年12月22日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 応援有り難うございます!頑張りますね! (2018年12月22日 19時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 楽しみに待っていますね!頑張って下さいね! (2018年12月22日 18時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - コメントありがとうございます!たくっちのまぃ、調べさせていただきました。この小説に区切りがついたら、丁度他のキャラとNARUTOのキャラを絡ませる恋愛短編を書いてみたいと思っていた所なので、その時に書いてみたいと思います! (2018年12月22日 13時) (レス) id: 9e16dfbd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キイラギ | 作成日時:2018年12月9日 22時