一話 電車にて ページ2
『っていう夢見たんだけど、どう思う？』
「ハイハイ、アニメの見すぎね。ソレ。」
とある電車の中。
スマホを見ている友人に今日見た変な夢を話せば、期待ハズレな返事が返ってきた。
こっちは真剣に話してるってのに、さっきからスマホで何見てんだこの人。友達よりスマホってか？
「…今ウチの悪態ついたっしょ」
『何故分かった!?』
「そりゃあ、6年間も一緒にいりゃあ考えてる事くらいわかるわ。」
『…いいこと言うじゃないの』
今ちょっとジンときたわ。
…そう。この友人と私は、中一の時からの親友なのだ。長い付き合いだからこそ、余計な気を使わないで話が出来る。
『…でも、もう6年かぁ。私達も歳をとったもんだなぁ』
「18歳で言う事か?」
『あ、やっぱ？』
我ながら気の抜けた声でそう言えば、友は「やれやれ」と、あきれて物も言えない様子。
…って、あ。またスマホみてる。
『ちょっと ちょっと、さっきから何見てるんすか？私にも見せなはれ』
「いいけど。」
よっしゃ、承諾得た。
ズイッと友のスマホに顔を近付けると、そこには何かのキャラを描いたと思われるイラストが。
…ん？このキャラ、どっかで見たことある様な…。
銀色の髪に、額に斜めに着けているハチマキの様な布、そして顔の下半分を黒いマスクで覆っているそのキャラに、首をかしげる。
「そのキャラ、最近のウチの推し」
『へ〜え…名前は？』
「はたけカカシ」
『…あ、もしかしてあのNARUTOの？』
「そ。」
へー、この人が… 。
NARUTOの話は友から何回も聞いたからだいたいあらすじは分かるが、キャラの容姿は見たことが無かったので、今回初めて見た。
…何て言うか、
『意外にイケメン』
「意外にって…普通にイケメンだわ」
『…ふーん。』
「んで、このカカシもいいんだけど、暗部時代もまた良きなんだよ。」
『どんな感じ？』
「ちょい待ち」
そう言って、検索欄に“暗部 カカシ„と打ち込んだ友を、横目で観察する。○月□日。友、二次元キャラ・はたけカカシにドハマリ中。
「…ホラ、コレ。」
『どれどれ？』
やっと納得のいく画像が見つかったのか、スマホを差し出してきた友。覗き込んでみると、そこにはさっきと同じ髪型の、狐の面をしたカカシのイラストが。
…ん？ちょっと待てよ。このカカシ、私知ってるかも…っていうか
『私、この人に会ったことある…かも』
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キイラギ - 良い話と言って貰えて嬉しいです！リクエストは少し先の事になってしまうかも知れませんが、この話を完結出来るようバンバン投稿するつもりので、暇潰し程度にでも見てくれれば幸いです！ (2018年12月22日 22時) (
レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 良い話です!最新とミリアさんのリクエスト頑張って下さいね！ (2018年12月22日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 応援有り難うございます！頑張りますね！ (2018年12月22日 19時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 楽しみに待っていますね!頑張って下さいね! (2018年12月22日 18時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - コメントありがとうございます！たくっちのまぃ、調べさせていただきました。この小説に区切りがついたら、丁度他のキャラとNARUTOのキャラを絡ませる恋愛短編を書いてみたいと思っていた所なので、その時に書いてみたいと思います！ (2018年12月22日 13時) (レス) id: 9e16dfbd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイラギ | 作成日時：2018年12月9日 22時
