うん、え、俺？

ちゃんと練習しなはれ ページ24

岩橋「え？付き合ってんの？」



関田「いや！そんなんじゃ！…恐れ多いっす」



手塚「んだよ！じゃあまだ俺にもチャンスある？」



真子「ない。」


手塚「え？！」


柳田「天と地がひっくり返ってもない。」


手塚「えぇえ！？」


真子「お前がAと付き合える確率としては」



真子「関田が明日起きたら190cmになってる確率くらいかな」


手塚「ゼロじゃん！」


関田「俺なんでちょっと小馬鹿にされたんですか今」





「…はよ練習せえ」

ももか「デカい声で言ってやれ」


「むりしぬ」

ももか「こら！はよう練習しなはれぇ！言うて」

「お前は関西弁を馬鹿にしてるだろ」



柳田「とりあえずさ、朝練しよ朝練」



そうそう、さすがマサ先輩


柳田「えっと、順番的には…ももかちゃん、岩橋、真子、手塚、Aちゃん、誠大、桜ちゃん、俺」



真子「じゃあ一旦パス練習しよ。ももかと岩橋、あたしと手塚、Aと関田、桜とマサ。」


真子「で、次ももかとマサは抜けて、岩橋と私、手塚とA、関田と桜、で練習したらいいじゃん」



ナイス。さすが真子先輩



柳田「じゃあ一旦ペアになろ」


ペアになってバトンパスの練習。



関田先輩にバトンを渡すも、何度か落としてしまう。



真子「それさ、多分持ち方が浅いよ」


真子「もっとしっかり持たないと」



反省を踏まえて、しっかりと握る。

が、

深く持つことによって絶対に手が触れてしまうという問題が発生した。



真子「手はまあ、当たったほうがいいんじゃない？ノールックでもちゃんとしっかり握ったって分かるし」



そういうもんなのか？




手塚「へー、俺もしっかり持と」



真子「お前は無し。端っこ指でつまんどけ」



手塚「うん、落とすぞ？俺が戦犯になってもいいのか？」



あの2人仲良しだな。





柳田「はい、ペア交代ー。」



手塚「きたきたきたぁ！俺とAちゃんの友情を深めるタイム！」


柳田「練習時間な。調子のんな」


手塚「お前と真子はなんでそんなに俺に当たり強い？」


柳田「うるせー練習しろー」



次、手塚先輩か。


と思っていると、少し後ろにいた関田先輩が隣にやってくる



関田「Aちゃん、」


「？」


関田「…今日、本当に、かわいいと思う。」


「！？」



関田「ごめん、さっき、ちゃんと言えなかったから」





膝から崩れ落ちた。

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